囲碁用語備忘録6(は行)

2025/03/08

04.囲碁のお勉強

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「囲碁用語備忘録6(は行)」をご紹介いたします。


【「今日の格言」と「漢字の読み方」】

湯飲み格言「良い手がなければ手抜きがよい」

漢字の読み方「愛猫」(あいびょう):「あいねこ」ではありません。

愛犬と同じ音読みです。


囲碁用語(は)

  • 場合の手:いつもいいとは限らないが、周囲の条件次第によって成立する手段

  • ハイ(這い):二線や三線を低くはう手。三線の場合「押し」の方がふさわしいこともあるが、大きな模様の碁では四線でも「ハウ」のほうが適切な場合もある

  • ハイ込み:ハッて相手の陣地へ食い込んでいく手
白1がハイ込み
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • 敗着:敗因になる手。「負ければ敗着」とか「最後の敗着」など


  • 馬鹿四(バカヨン):正方形の四目の地。どうやっても二眼できない始末におえない形

馬鹿四
棋譜解説図(数字、記号入り)

  • はがす:打った石を自分ではがす。「待った」のこと

  • バカノゾキ:一文の得にもならない意味のないノゾキ


  • バカ八:隅の8目地で、先手でセキにされ、地がゼロになる形
バカ八
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • 運び(はこび):石の運び。碁の進行状態のこと。石の運びが良いとか、石の運びが重いなどと使う

  • ハザマ:斜めに一路あけて打った形のあいている点
白1がハザマトビ
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  • ハサミ:相手の石を挟撃する手段。一間バサミ、二間バサミ、三間バサミ、等

  • ハサミ返し:ハサまれたのに対し、ハサミ返す手


  • ハサミツケ:相手にくっついてハサんでいく手
白1がハサミツケ
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • 走る:先手で要所、要所と占めて足早に打ち回すこと。第三線から第二線へ、また第二線から第一線へ、小ゲイマや大ゲイマの形で打つ手、スベリと同じ意味

  • バタバタ:追い落としのこと。「トントン」ともいう

  • 働き:石の能率、効率、威力などを十分に発揮すること

  • 発陽論(はつようろん):四世井上因碩名人が1713年に編纂した難解な詰碁集

  • 鼻ヅケ:二子以上並んだ相手の石の頭にツケる手。天狗の鼻ヅケ
天狗の鼻ヅケ
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • 花見コウ:自分が負けてもたいしたことはないが、相手が負けると損害の大きいコウ。お花見気分でやれるコウ

  • 花六(はなろく):花の形をした六目ナカデ
白1で花六。黒は白六子を打ちあげても、取り跡に白1でナカデ
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • ハネ:自分の石の斜めに打って、接触している相手の石の進路の一方を止める手。その着手の意図から、オサエと同義の場合が多い
黒1はハネであるが白の上方への進路を止めている意味でオサエともいえる
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • ハネ返し:相手のハネまたはオサエに対し、こちらもハネ返す手
白2がハネ返し
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • ハネ込み:ハネた形で相手の石の間隙にワリ込む手。ワリ込みの一種であるが、ハネた形に重点を置いてハネ込みという
黒1がハネ込み
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  • ハネ殺し:ハネて相手の地をせばめて殺す手段
黒1、3がハネ殺し
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  • ハネサガリ:ハネてサガる手
黒1、3がハネサガリ
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  • ハネ出し:ハネる形で相手の勢力圏へ出ていく手
白1がハネ出し
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  • ハネツギ:ハネてツグ手。終盤戦において、ハネツギはよく打たれる手法。二線のハネツギで最低の大きさでも六目ある
黒1、3がハネツギ
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  • ハネっぱなし:ハネたまま手を抜いて他へ回ること
黒1のハネっぱなしで、白からのハサミツを防いでいる
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • 幅(はば):模様の広さ、勢力圏の幅

  • ハマ:取り石、アゲハマのこと

  • ハマリ:正当でない相手の術策に乗ってしまい大損すること


  • ハメ手:定石の変化の範囲で相手をひっかける幻惑の手
置碁の有名なハメ手。黒2のツケが悪手
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  • 腹ヅケ:二子並んだ石の側面にツケる手
白1が腹ヅケ
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  • バラバラ:石が切れ切れになった状態

  • 早碁(はやご):早く打つ碁。持ち時間が少ない碁

  • 半眼(はんがん):後手で一眼できる形。半眼が二カ所あれば一眼あることになる

  • 半コウ:コウを取ってコウをツイで1目になるコウのこと。コウを取るのに一手、コウをツグのに一手、計二手で1目になるので、一手半目のコウ。「半コウ勝ちツギ」は、終局前、残った半コウをコウ材が有利な方がツグこと

  • 盤十(ばんじゅう):黒番で盤面10目差のこと。コミ6目半で3目半。プロ棋士の感覚では、3目半は大差なので、黒勝ちが確定の意味で「盤十」ですか。などと使う

  • 半目:1目の半分の目数。コミ碁で引き分けにならないように便宜的につけたハンディキャップ。きわどい勝負のこと。微細を極めた勝負を半目勝負という

  • 盤端(ばんたん):盤のはし。第一線のことアヤ:微妙な味や駆け引きの具合をふくんでいる状態

  • 盤面:コミ碁のときの盤上だけの勝負。碁盤の表面。局面

囲碁用語(ひ)

  • ひかえる:いっぱいに進めず、何路か手前にひかえて打つこと

  • ヒキ:ノビと同じ形で自分の方へ向かう手。ツケてヒクことが多い
白1がヒキ
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  • 引き上げる:優勢な碁をまぎれないように、しめくくって打つ。攻めを引きあげる

  • ひしゃげる:石の形がぺしゃんこになること

  • 秘手(ひしゅ):相手にさとられぬよう用意していた鋭い手。井門の秘手が有名

  • ひっかける:相手の石をカケて取る。相手をだまして得をする


  • ひっくり返す:勝負を逆転させる。手筋でひっくり返す

白1、3がひっくり返す。
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  • ひねった手:常識的な手ではなく、少し難しく考えた手

  • ひびく:相手に影響を与えること

  • 秒読み:持ち時間を使い終わった後も一定時間内に着手し続ければ時間切れにはならない方式で、時計係が秒数をカウントすることから「秒読み」と呼ばれる

  • ヒラキ:三線または四線で、自分の石から横に一定の間隔をおいて着手する手。二間ビラキ、三間ビラキなど。なお、五間以上はヒラキとは言わない

  • ヒラキヅメ:ヒラキとツメを兼ねた手

  • 広い:地や勢力の幅が広い。碁が広い。お互いに好点がたくさんあり、作戦範囲が広いこと

  • 拾う:悪い碁を相手の失着によって逆転して勝つこと

  • 広げる:地や模様を広げること

  • ピンツギ:固ツギのこと

囲碁用語(ふ)

  • 封鎖:相手の石を外に出さないように閉じ込めること

  • 封じ手:時間制限の碁になってから封じ手の制度が採用された。定められた打ち掛けの時刻に、手番のほうが次の手を打たずに碁罫紙に書き封筒に入れる。これが封じ手で、立会人または記録係が次の打ち継ぎの時間まで保管する。打ち継ぎ開始のとき、立会人または記録係は封を開いて相手側に見せ、確認をとってから、対局が再開される

  • 風鈴(ふうりん):星目置いたうえに、三々へ一個ずつ計4個の石を置く、13子の置碁

  • 深い:相手の地模様に対する深い打ち込み。ヨミが深い

  • ふくみ:いろいろな味やアヤ。狙いを含んでいる状態。ふくみがあるなど


  • フクラミ・フクレ:山型にふくれる手。石の急所に当たっていることが多い
白1がフクレ
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • フシ:形のキズ。フシをツケるなど

  • 布石:第一着から序盤をへて、中盤の戦闘が起こるまでの石の配置

  • ブツカリ:相手の石に突き当たる手。ツキアタリと同じ。

  • ふっくら:石の形がふっくらしていて眼形が得やすい形


  • フトコロ:死活が問題になっている地の大きさ。フトコロを広げて生きるとか、フトコロをせばめよなどという。ハネ殺しは一般に相手のフトコロをせばめて死にいたらしめる場合の言い方
白1がフトコロを広げて生きる
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  • 太る:地が大きくなること。石が大きくなること。昔、懸賞打ちが大きく稼ぐため、取れる石もすぐには取らず、大きくしてから取ろうとしたことから出来た言葉

  • 部分:部分:大局、全局に対してのある部分。局部

  • 踏み込み:相手の地模様や勢力圏へ踏み込んで行く手

  • ブラサガリ:四線にある単独の石から三線へサガる手。鉄柱もそのひとつ

  • フリカワリ:相手に与えるかわりに自分も代償を求めて変化する手段

  • ふるえる:形勢がよくなると、勝ちを意識して堅く打とうとするような状態

囲碁用語(へ)

  • 平行型布石:直線上の二つの隅、例えば右上、右下と占めて打つ布石

  • ヘコミ:ヘコんだ形。地がへこむこと

白1がヘコミ
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • 辺:碁盤の隅と隅の間。碁盤には上下左右の四か所ある

囲碁用語(ほ)

  • 棒石(ぼういし):棒状につながっただけの石で、働きのない石

  • 方円(ほうえん):碁のこと。「方」は四角で碁盤、「円」は丸で石を表す。村瀬秀甫が設立した囲碁組織の名称は「方円社」

  • 方向:石の向かうべきところ

  • 棒ツギ:棒状になるようにツグ手
棒ツギ
棋譜解説図(数字、記号入り)
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  • ボウシ:上から一間にカブせていく手

  • ポカ:大失着。勘違いや錯覚の場合もあり、軽率による場合もある。次の手を考えているうち、その次の手を先に打ってしまうこともある。藤沢秀行名誉棋聖はポカでも有名

  • ぼかす:直接うまくいかない場合、遠くからぼんやり打つこと

  • 木野狐(ぼくやこ):碁盤の別称

  • 星:盤面に漆で丸く画かれた九つの大きな点。第一星(右上隅)、第二星(左下隅)、第三星(右下隅)、第四星(左上隅)、第五星(右辺)、第六星(左辺)、第七星(上辺)、第八星(下辺)、第九星・天元(真ん中)

  • 星打ち:この場合の星は、隅の星をいう。二連星、タスキ星など

  • 星下:辺の星の下

  • ぽっきり:碁が途中で腰くだけになってしまう形容

  • 保留:あとに味を残して、決めないでおくこと

  • ぼろぼろ:壊滅的状態のこと

  • 本コウ:コウのこと。ヨセコウの対する言葉

  • 本筋:本物の筋。反対語は俗筋

  • 本手(ほんて):正着。反対語はウソ手。一見ぬるいように見えても味がよく、しっかりした手

  • 本因坊(ほんいんぼう):江戸時代の家元の名前。本因坊戦の優勝者。タイトルの称号。もともと、本因坊とは京都寂光寺の僧、日海(1558~1623)が起居していた坊の名で、慶長十七年、日海が家康に仕えて江戸へ向かうとき、本因坊算砂と改名した。本因坊家は、世襲により二十一世秀哉までつづき、昭和十四年秀哉の引退によって家元としての本因坊家は断絶した。本因坊の名称は毎日新聞社によって日本棋院へ寄付され、以後、タイトル戦として本因坊戦が開始された

  • ポンヌキ:四ツ目の形に一子を打ち抜くこと
白1がポンヌキ。黒2はポンヌキではない(四ツ目でないから)
棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

  • 本眼(ほんめ):本当の眼のこと。欠け眼に対する言葉

  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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    囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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