井山裕太(本因坊)に一力遼(棋聖)が挑戦し、一力遼(棋聖)の3勝2敗で迎えた、第78期本因坊決定戦七番勝負の第6局の2日目が、本日、2023年7月12日、山梨県甲府市の常盤ホテルで行われました。
常盤ホテルでは、数々のタイトル戦が行われてきました。
古くは、60年前になる坂田栄男先生の本因坊戦、また、将棋のタイトル戦では、大山vs升田の夢のカードの王将戦など囲碁界、将棋界はとてもお世話になっているホテルであります。
常盤ホテルのタイトル戦 歴戦の系譜は、こちらでご覧いただけます。
さて、本日行われた、本因坊戦第6局。
・井山本因坊が、カド番をシノギ、最終7番勝負に持ち込むのか!
・挑戦者の一力棋聖が勝って自身初の「本因坊」を獲得を決めるのか!
今シリーズの最大の山場でありました。
持ち時間は、各8時間です。
1日目の消費時間は、井山裕太(白)3時間52分、一力遼(黒)3時間22分でした。
それでは、2日目の対局を見ていきましょう。
(午前のおやつ)
井山裕太(本因坊)は、アイスコーヒーのみ。
一力 遼(棋聖)は、オレンジジュースと生信玄餅。
(お昼ごはん)
井山裕太(本因坊)は、常磐ホテル名物のカレーうどん御膳とウーロン茶。
一力 遼(棋 聖)は、天ぷらそば御膳とジンジャーエール。
両対局者は、常盤ホテルで打たれた過去のタイトル戦でも、同じメニューを注文しており、お気に入りの一品になっているとのことです。
(午後のおやつ)
両対局者ともに昨日と同じで、フルーツ盛り合わせとアイスコーヒー。
黒:一力遼、白:井山裕太
封じ手はC
(左図)
封じ手の白74は、Cでした。私が正解しました。
白76に対して、黒77!
私なら何も考えずにC17とノビます。
絶芸(最強の囲碁AI)に聞いてみましょう。
絶芸の参考図
(右図)
左図、実戦の黒77を絶芸(最強の囲碁AI)は、黒1のアテを示していました。
以下、白2から白10までが参考図です。
絶芸の参考図も実戦の進行図もこのあたりの数手は、私にはさっぱり分からないところです。
いつもの難解な碁になりました。
白88が下げた
(左図)
白88!とホウリこみました。
私など考えもしない手ですが、絶芸の評価値を下げました。
ここまで、白が優勢に進めていたのですが、白88で互角の形勢に戻りました。
正直、このあたりも難解でよく分かりません。
続く難解な進行
(右図)
黒89以降、黒が若干ではありますが、優勢に進めていましたが、黒107のカタツキでまた、評価値が逆転しました。
絶芸(最強の囲碁AI)は、その一路下にツケる手を示していましたが、その違いもよくわかりません。
(左図)
黒173(H7)が敗着のようです。
白174とキラれて、黒は困ってしまいました。
続:絶芸の参考図
(右図)
絶芸は、黒1のツギを示していました。
白2が、仕方ない所なので、黒1のツギなのでしょう。
黒9、白10も分かりませんが、この進行で白優勢ながらヨセ勝負のようです。
この碁は、182手まで打たれ、白の中押し勝ちとなっております。
これで、七番勝負は3勝3敗の五分の星となり、勝負は最終局へともつれ込みました。
とにかく、このお2人の碁は、いつも難解で、アマチュアには解説不可能であります。
つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。
>(。・(エ)・。)ノランキング参加中
|
|
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。