こんにちは。こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第27期女流棋聖戦、挑戦者決定戦」をご紹介いたします。
対局者の紹介
仲邑菫(なかむらすみれ)さんは、韓国棋院へ移籍することとなりました。
そのため自身が持つ女流棋聖のタイトル防衛戦が国内最後のタイトル戦となります。
仲邑菫さんの持つ女流棋聖のタイトルへの挑戦権をかけて、挑戦者決定戦が2023年12月14日に日本棋院で行われました。
対戦するのは、上野愛咲美(あさみ)さんと上野梨紗(りさ)さんです。
なんと、姉妹対決となりました。
上野愛咲美さんは現在22才。2018年、第21期女流棋聖戦で、当時5連覇を達成していた謝依旻さんを下し、自身初のタイトルを獲得しました。
それは当時の最年少記録で(16才3か月)でありました。
それ以降、女流本因坊、女流名人、女流立葵杯、女流棋聖と数々の女流タイトルを獲得し、藤沢里菜さんと並ぶ、女流棋士の第一人者であります。
今年9月に第48期新人王戦を獲得いたしました。
これは、女流棋士初の大記録でありました。
上野梨紗さんは現在17才。
12才9か月での入段で、この記録は女流棋士の中では、仲邑菫さんの10才0か月、藤沢里菜さんの11才6か月に次ぐ3番目の年少記録であり、将来を期待されております。
今年おこなわれた中国・杭州アジア大会にて囲碁の女子団体で銅メダルを獲得したメンバー(上野愛咲美、藤沢里菜、上野梨紗)でもありました。
先に行われた女流本因坊戦での激闘の五番勝負は記憶に新しいと思います。
今年度、成長著しく、大活躍を続けております。
そして、このお二人は仲の良い姉妹であります。
アンケート総得票数は8票
先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。
投票総数:8票
上野愛咲美さんを応援:3票(37.5%)
上野 梨紗さんを応援:1票(12.5%)
どちらもがんばれ!!:4票(50.0%)
ご投票していただいた皆様、ありがとうございました。
勝者は妹の梨紗さん
対局結果を先に申し上げます。
上野梨紗さんが姉の上野愛咲美さんを倒し、女流棋聖戦の挑戦者となりました。
準決勝で、藤沢里菜さんを倒し、そして、決勝戦で上野愛咲美さん倒してでありますから、お見事の一言であります。
あっぱれ。あっぱれ。今年度の殊勲賞と敢闘賞をあげてほしいものです。
まだ日程は未定ですが、例年なら女流棋聖戦三番勝負は、1月より始まります。
お相手は、仲邑菫さんです。
同期対決となりますし、菫さんが14才。梨紗さんが17才。
この年齢でのタイトル戦もたぶん二度と破ることができない記録だと思われます。
若いお二人の棋聖戦三番勝負はとても楽しみであります。
黒:上野梨紗、白:上野愛咲美
第27期女流棋聖戦、挑戦者決定戦(2023年12月14日)
1手30秒、1分の考慮時間10回
右下隅のご存じツケヒキ定石ですが、現代のプロの対局では、黒11で下辺の星や星下に構えることは皆無のようです。
現代では白18の一手
黒17の外側をツケる定石は、昭和の時代は良く打たれていました。
E6にハネる手もよく打たれていましたが、AI登場後では、白18にツケる一手となっております。
実戦図:白62まで
棋譜再生
実戦図:白62まで
絶芸(最強のAI)は、白62から黒71まで示しました。
これで、互角の進行でありました。
私にはこのような戦いの碁は、さっぱり分かりません。
敗着は白112
実戦図:白112まで
実戦図:白112まで
黒111までの絶芸の評価値は、50.0%と全くの互角でありました。
しかし、次の白112で、黒が94.2%となってしまいました。
白112だと、右上の黒一団の生きがはっきりしたようです。
白112の絶芸の参考図
白112の絶芸の参考図
白1だと黒はコウにしなければいけなかったようです。
大変なコウのように見えますが、この進行で互角であります。
この碁は、275手まで打たれ、黒の上野梨紗さんの中押し勝ちとなっております。
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