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管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第6回呉清源杯第2局」をご紹介いたします。
昨日(2023年12月3日)第6回呉清源杯、世界女子囲碁選手権の決勝三番勝負の第2局が中国福建省福州市の「呉清源囲棋会館」で行われました。
藤沢里菜さんの決勝戦のお相手は、女子世界最強の韓国の崔精(チェ・ジョン)さん。
黒:藤沢里菜(六段)、白:崔精(九段)
黒:藤沢里菜、白:崔精
実戦図:黒9まで
棋譜再生
実戦図:黒9まで
お相手の崔精(チェ・ジョン)さんは、女子最強はもちろん、男子を交えての世界タイトルをも狙う実力の持ち主です。
第1局はその実力を見せつけ、里菜さんの力を完封いたしました。
この第2局は、藤沢里菜さんが先番の黒の二連星からスタートしました。
現代では白8と星からのシマりがよく打たれます。
昔では考えられない手です。
昔は星からはシマりではなく、足早に辺へ展開するものだと教えられたものです。
コウでチャンス到来
実戦図:白52まで
棋譜再生
実戦図:白52まで
白52が打ちすぎでした。
ここはN14にツグくらいで白十分でした。
白52で形勢は互角となり、里菜さんにチャンスが訪れました。
第一ラウンド終了
黒55が打ちすぎで、O15にコウをツグ方が良かったようです。
白66とヒライてひと段落。
絶芸(最強のAI)の評価値は、白が2.5目ほどのリードとなっております。
手に汗握る熱戦譜
実戦図:白100(P3)まで
棋譜再生
実戦図:白100(P3)まで
里菜さんは世界最強の崔精さん相手に互角の戦いを見せております。
黒63から右辺の白地を制限し、中央に厚みを作り、白100(P3)までの絶芸の評価値は、黒が2.5目のリードとなっております。
実戦はハネだした白100をトリにいったのですが、絶芸は次の図を示しておりました。
黒101の絶芸の参考図
黒101の絶芸の参考図
黒1から黒2子を犠牲にし下辺の黒を強化しました。
この参考図で、黒が2.5目のリードとなっております。
細碁、半目勝負へ
実戦図:白112まで
実戦図:白112まで
世界最強の崔精さん相手に互角の熱戦であります。
白112までの絶芸の評価値は、白の1目のリードですから、このまま、里菜さんが得意のヨセ勝負に持ち込めば、十分に勝機はありました。
次の黒113が評価値を少し下げ、そこから差が開いてしまいました。
絶芸は黒113で、次のような参考図をしましました。
終始難解な一局
黒113の絶芸の参考図
黒113の絶芸の参考図
黒1から左下隅の黒をしっかり連絡し、上部に頭を出しました。
この絶芸の参考図で、白1目のリードとなっております。
この碁は、158手まで打たれ、白の崔精(チェ・ジョン)さんの中押し勝ちとなっております。
世界タイトルには届きませんでしたが、藤沢里菜さんの大健闘の大会でありました。
藤沢里菜さん、おつかれさまでした。
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