黒先：いかに
テーマ図：白３まで
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テーマ図：白３まで
白１は厳しいキリです。
黒２、白３は絶対の手です。
以前に似た問題がありましたが、復讐も兼ねて。
さて、次の黒の一手はいかに？
安全策は失敗
黒４は平和主義の安全策です。
白５まで、白は黒１子をカミトリ白地を大きく増やしました。
こんなに大きく黒地を削られては、負けとしたものです。
残念ながら、これを捨て石とは呼びません。
黒大失敗です。
果敢に攻め合い勝負
黒４と果敢に攻め合い勝負です。
黒白ともに３手ですから、黒は、一手もゆるめることはできません。
二段バネ
一手も緩められない黒は黒６の一手です。
「二段バネ覚えて初段間近なり」という格言がございます。
「断点が気になり、二段バネを打てないうちは、まだまだ級位者の域だよ」
というような意味あいでしょうか。
級位者の方で「アタリ」されること自体を怯えているような打ち方をされている方を散見いたします。
アタリされたら逃げればよいだけですし、なんなら捨ててもよいのです。
要はアタリされたあとの進行を考えることです。
二目にして捨てよ
正解図３譜：黒10まで
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正解図３譜：黒10まで
白７のキリから白９で黒は取られることは確定ですが、ここで常用の格言が登場します。
「二目にして捨てよ」
格言のとおり、黒10と二目にして捨てます。
石塔シボリ
二目にして捨てたあとに、黒14のホウリコミが眼トリの好手です。
「二目にして捨て、ホウリコミ」
この一連の手筋をしっかりと身につけましょう。
攻め合いは一手勝ち
黒16とツイであとは一手一手詰めていくだけです。
黒20まで、見事に黒の攻め合い一手勝ちです。
手数を短くする「石塔シボリ」の手筋は、身につけるべき手筋であります。
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