ネット碁のマナー

2024/02/24

03.ネット碁

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「ネット碁のマナー」をご紹介いたします。


リアル碁(対面碁)のマナー

1.対局を始める前に、一礼、or「お願いします」と挨拶しましょう。対局の終わりには、一礼、or「ありがとうございました」と挨拶しましょう。

2.置碁の置石は正しい順番で並べましょう。9子局の場合 : ①右上、②左下、③右下、④左上、⑤右辺、⑥左辺、⑦上辺、⑧下辺、⑨天元

3.初手は、右上隅から打ちましょう。

4.着手が決まってから石を持ちましょう。

5.石は交点へ丁寧に置きましょう。

6.一度打った石を、はがしたり、動かしたりしてはいけません。

7.碁石を、手でガチャガチャ、パチパチさせてはいけません。

8.対局中のおしゃべりは慎みましょう。

9.大差で負けているとわかったら、いさぎよく投了しましょう。

10.投了の際は、「ありません」、「負けました」等、いさぎよく宣言しましょう。

11.最後まで打った場合は、整地しましょう(作り碁にしましょう)(最後まで打って投了しないこと)


ネット碁との対比

最初にリアル碁(対面碁)のマナーを思いつくまま並べてみました。

現在では、リアル碁よりネット碁の方が何十倍、何百倍も多く打たれているかと思います。

ゆえにネット碁のマナーとは何かを考えてみました。

最初にリアル碁のマナーと対比して考えてみましょう。


1のあいさつ

1のあいさつについてですが、パンダネットでは、「挨拶ボタン」があるので自動的に「よろしくお願いします」で始まります。

野狐囲碁や東洋囲碁では、お相手が中国人、韓国人が多いので、英語でのあいさつとなるのでしょうが、私は英語であいさつを入力することができません。

野狐囲碁、東洋囲碁では、あいさつ無しで対局を始めることがほとんどであります。

リアル碁であれば、知人と打つことがほとんどなので、自然と「あいさつ」することになると思いますが、顔が見えない不特定多数の方と打つネット碁においては、残念ながら、「あいさつ」は重要視されていないようです。


2の置き石の順番

2の置き石の順番についてですが、パンダネットでは最初から置き石が置いてありますので、並べる順番を気にすることはありません。

その他のネット碁での置き碁の経験はありませんが、同じだと思います。

ごく一部の方のみが知る礼儀作法のひとつになっていくのかもしれません。


3の初手は右上隅から

3の初手は右上隅からについてですが、初手はどこに打ってもよいのですが、ほぼ100%の方が第一打は隅から打ち始めます。

上下左右どこの隅でも同じなので、それなら初手は右上隅から打ちましょうという日本古来からのマナーであります。

私はいつも右上隅から打っていますが、外国の方は(まれに日本人でも)あまり、気にされていないようです。

リアル碁であれば、自分が白番のときは、お相手の初手は自分の左下隅となりますが、パンダネットでは自分が白番でも自分から見て右上隅に表示されます。(設定で変更可能だったかと思います)

ネット碁を始めたころは、お相手が右下隅から打ち始めようものなら、激怒するほど気になっていたのですが、見慣れたこともあって、今では全く気にならなくなりました。

元々どこに打ってもよいルールなのですから、このマナーは日本人だけのマナーでよいのかもしれません。


4の石をもつのは最後

4の着手を決定してから石を持つについては、ネット碁であれば着手が決まってからマウスを握りましょうとなるのでしょうが、そもそもお相手が見えないネット碁でありますから、いつ何を握ろうとかまわないと思いますので、ネット碁には不要なマナーとなります。


5のきれいに置く

5の交点のきれいに置くについては、ネット碁では、ずれることなくいつもきれいに打ちますので、ネット碁では不要なマナーといえます。


6の石の移動

6の石の移動禁止については、ネット碁ではそもそもそのようなことができません。ゆえに不要なマナーといえます。


7の不快な石音

7の不快な石音をたてないについては、お相手がガチャガチャと音を立てようとも聞こえませんし、見えもしませんので、ネット碁には不要なマナーといえます。


8の対局中のおしゃべり

8の対局中のおしゃべりについても7と同じで、お相手が歌おうとも喚こうとも聞こえませんし、見えもしませんのでネット碁には不要なマナーといえます。


9のいさぎよく投了

9のいさぎよく投了については、リアル碁でもネット碁でも共通のマナーといえます。

「いさぎよく」が大切です。気持ちを切り替えて次局に臨みましょう。


10の投了の伝え方

10の投了の伝え方については、ネット碁では、投了ボタンを押すだけでお相手に伝わりますので、不要なマナーといえます。


11の最後まで打ったら整地

11の最後まで打ったら整地をして数えるについては、リアル碁でもネット碁でも共通のマナーだと思っておりました。

このマナーについても、残念ながらご存じない方がいらっしゃいます。

「ここまで打って投げるんかーい!」

と声が出ることがたびたびありました。

9と併用される方をよくお見受けいたしました。

私は大差であっても最後まで打ったのであれば並べるのがマナーだと思っておりますが、もしかしたら、これは日本だけなのかもしれません。


ネット碁におけるマナー

次にネット碁ならではのマナーを考えたいと思います。

マネ碁

マネ碁は止めよう

パンダネットでは

「マネ碁はお相手が不快と感じ中断された場合、その対局を無勝負とさせていただく場合がございます」

他サイトにも「粗雑な打ち方や、マネ碁などはやめましょう」とありました。

私もマネ碁をされると不快とは感じますが、藤沢朋斎先生や呉清源先生も打たれているので、戦法のひとつととらえておりました。

マナーとは、「相手に 不快感を与えないための心遣いを表す言動」 とありましたから、不快に感じる人が多いとされるマネ碁を禁止することはよいことだと思いました。

切れ負け

切れ負け狙いはマナー違反

ネット碁をご存じない方には、「?」と思われるかもしれません。

休日に朝からネット碁を楽しんでいると、必ずやひとりかふたりかはいるくらい頻繁に出会います。

トイレに行って出てこられなくなり、切れ負けになるなどは十分に考えられますが、そうでない方が圧倒的に多いようです。

負けを認めて投了すればよいところを突然に止まってしまいます。

お相手の持ち時間が10分残っていれば、ぼーっと10分待たなければなりません。

そして、10分経過して切れ負けとなり、自分の勝ちが確定いたします。

時間切れ負けも中押し負けも半目負けも下がるレーティングポイントは同じです。切れ負けが他の負けより有利になることはありません。

しかし、好んで切れ負けにする方が多数いらっしゃるのは事実なのです。

対局結果が時間切れ負けと表示される方が嬉しいのかしら?私には理解不能な行動です。

この投了せずに、時間切れ負け狙いは、ネット碁特有の不快な手段であります。

大切なマナーとして、周知してもらいたいものです。

切断

対局継続不可時には投了を

パンダネットでは、切断して5分間待ってお相手が戻ってこなかったら勝ちとなります。

私も対局中の切断の経験が何回もあります。PCを再起動して再接続するまではけっこう時間がかかるものです。また、ルーターの再起動からだと5分では間に合いません。

このようないたしかたないときではなく、故意に切断される方がいらっしゃいます。

負けてる碁を投了ではなく、切断で終わらせる方です。私は、野狐囲碁、東洋囲碁で、この経験が多いです。

この投了せずに、いきなり切断もネット碁特有の不快な手段であります。

大切なマナーとして、周知してもらいたいものです。

投了のマナー

投了は自分の手番の時に

これは、リアル碁でもネット碁でも同じです。

相手の手を見て「ありません」、または、自分の手番でいくら考えても勝てそうにないので「負けました」の意で「投了」です。

投了するときは常に自分の手番のときであります。

しかし、私の手番時に、お相手の方が投了することがネット碁では、非常に多いのも事実であります。

自分が打って「ありません」はおかしいのです。

「それなら、最初から打つなよ!」となります。

相手の手番のときは投了ボタンを押せないような仕様にすればよいだけなのにとよく思います。

ただ、ネット碁では「クリックミス」がたまにあります。私はクリックミス時には、投了ボタンを早く押したくなります。

こんなときに限ってお相手が「不思議な手」と勘違いするのか長考されることがあります。私は恥ずかしさで、イライラします。

「投了は自分の手番の時」

これは囲碁の対局において大切なマナーのひとつであります。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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