何か手がありそうな形
テーマ図:黒先いかに
テーマ図:黒先いかに
いかにも何か手がありそうな雰囲気を醸し出しております。
実戦では出来そうにない形でしょうか。
直線的な攻めではだめ
問題において、直接黒1とアタリするのは、ほとんどが失敗となります。
単純攻めで成立するのであれば、問題にならないからです。
黒3のアテをキカシ、黒5で連絡できればいいのですが。
ワリコミ一発でギャフン
白6のワリコミ一発で、黒はギャフンとなります。
黒1の直線的なアテでは失敗です。
トビではどうか
黒5のトビは手筋です。
連絡をしているように思えます。
オイオトシで失敗
失敗図:白12まで
棋譜再生
連絡できているように見えましたが、白6から順番の手順の一本道でオイオトシを喰らいました。
やはり、黒1、3のアタリアタリの直線的な攻めでは失敗であります。
ノゾキからトビ
黒1のノゾキから黒3のトビはどうでしょう。
手筋っぽい手順ではあります。
オシツブシで失敗
黒9と欠け眼にしようとすると白10でオシツブシを決められてしまいます。
黒9でその下に打てば白が9と打ち、ここが本眼となり白の生きが確定します。
黒1のノゾキ、3のトビは失敗であります。
正解は単にトビ
よけいなノゾキを打たずに、単に黒1のトビが正解となります。
黒7はいかに
白2の受けには、黒3と一本出てから白6まで。
このアタリにツグようではいけませんね。
さて、黒7はいかに?
ここでノゾキ
ここで黒7のノゾキです。
今度はアタリも付いています。
余計な手を打たないこと。
そして手順の大切さがわかります。
白全滅
白8と二目を取れば、黒9まで。
これは白全滅となります。
欠け眼
白8のツギには、黒9とトルまでです。
白12と取って連絡を図るもここは欠け眼となりました。
隅には1眼しかありませんから、白死となります。
ガッチリと取っても
黒1には相手をせずに、白2とここで眼を作ればいいんじゃないか?
と私は考えました。
欠け眼狙いのスジ
白2には黒3とハネ出し、欠け眼を狙います。
白4には黒5で大切な黒3の石を救出します。
全滅図
今度は、黒3、5とアタリアタリです。
黒7とマゲて黒は連絡できます。
自動的に白死となりました。
一見、遠くに見える黒1のトビですが、様々なキキを要している妙手でありました。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。