三々入り定石

2024/06/01

07.定石あれこれ

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「三々入り定石」をご紹介いたします。


実戦頻出の定石

定石手順:白1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図:白1まで

白1と三々に入りました。

実戦頻出の定石です。

しっかりと手順を覚えましょう。


基本定石は覚えよう

定石手順:黒8まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

定石手順:黒8まで

基本定石は覚えるほかありません。

何度も並べてしっかりと記憶しましょう。

ここで注目していただきたい手順は黒8です。


昔の定石

左図:昔の定石、右図:定石後の鬱陶しい手段

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生
棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

左図:昔の定石

昭和、平成の時代は黒8と堅くツグのが定石とされていました。

右図:鬱陶しい手段

昔の定石だと将来的に白11、13の手段があり鬱陶しいのです。

すぐさま、右図の黒12に備えるのもありますが、石が重複してる感があり、また後手でもあります。

なにより黒12と備えても、将来的に白13のハネダシの味は残ります。

この手段を避けるため、現代の定石手順となっております。


味消しの俗手

テーマ図1譜:白2まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図1譜:白2まで

さて、やっと本題に入ります。

テーマ図の黒1、白2の交換は絶対のキキでありますが、序盤早々に決めてはいけません。

序盤早々に味を消してはいけません。

この手は、ヨセに入ってから、もしくはコウ材として打つものです。


黒の後続手段

テーマ図2譜:黒1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)

テーマ図2譜:黒1まで

定石後、後続手段として黒1とツメる厳しい狙いがあります。

次の黒Aを避けるため、白は手抜くことができません。

テーマ図1譜は、この手段を自ら消している悪手となります。


実は悪手

テーマ図3譜:黒1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図3譜:黒1まで

3本ノビるのが定石ですが、黒1と二目の頭をハネてきました。

形よく見えますが、実はこの黒1は悪手であります。

さて、白の応手はいかに。


ハサミツケが好手

テーマ図4譜:白6まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図4譜:白6まで

黒1には、白2、4とハネツギを決めて、白6のハサミツケが好手です。

実戦でもハサミツケは、好手になることが多い気が致します。


同じ結果に

テーマ図4譜:白8まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図4譜:白8まで

黒8は白7と切られて収拾がつかなくなってしまいます。

よって黒7とバックする一手です。

そこで白8とワタリます。

あれ?

この形はテーマ図1譜と同じですね。

そうです。味消しの手を自ら打っているのと同じ結果になってしまいました。

黒1が悪手と言われるゆえんであります。


  • 総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
    よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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