第9期旧名人戦第5局より
テーマ図:黒4まで
テーマ図:黒4まで
第9期旧名人戦第5局より(1970年10月7日)
黒:林海峰(名人)、白:藤沢秀行(王座)
秀行先生の白1、3は、様子見の狙いを秘めた手でありました。
それを外す林海峰名人の黒4ハネでありました。
おなじみ、もしものコーナーです。
黒4がない局面での秀行先生の狙いの手をいっしょに考えてみましょう。
白先:ヨセの問題
あらてめて再掲です。
白140、黒141、白142まで、次は黒番ですが、問題とする関係で白番といたします。
下辺のヨセの問題です。
白先:いかに
様子見
正解図:白1まで
正解図:白1まで
前図を嫌って、黒2とツゲば、白3の「天狗の鼻ツケ」の手筋が飛んできます。
スジに入る
黒6とトルと白9まで。
このセメアイは白の勝ちです。
コウにはできるが
白5のハネに対して、黒6なら白7、9とアタリアタリです。
白11のアタリに黒はツグことはできません。
黒は決死のホウリコミで、コウにすることはできますが、現実問題として無理でしょう。
林海峰名人の黒143のハネは、白1のキリ味を未然に防ぐものでした。
この碁は、224手まで打たれ、白番の藤沢秀行先生の3目勝ちとなっております。
秀行先生は続く第6局にも勝利し、林海峰先生より名人位を奪取しています。
しかし、その1か月後に坂田栄男先生に王座を奪われることになります。
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