二連星vs向かい小目
テーマ図:白番です
テーマ図:白番です
黒の二連星に対して、白の向かい小目の布石です。
左上隅に黒5と一間高ガカリした局面です。
ここまでは、プロでもアマでもよく現れそうな布石です。
ご存じ下ツケ定石
テーマ図:白番です
棋譜再生
テーマ図:白番です
白1から下ツケ定石の途中ですが、黒4と左下隅に転進しました。
ここまでも、見かける布石であります。
効率よい黒12
白5から下ツケ定石です。
白9を待って、黒は左上隅で途中だった定石を黒10と再開します。
そして、黒12まで、下ツケ定石が2つ完成いたしました。
注目してほしいのは、黒12です。
下ツケ定石を2つ完成させているのに、黒12は一手で済ましているのです。
とても効率がよいのです。
昭和平成の時代は、この左辺の形は、黒の理想形とされていました。
教科書にも、よく紹介されておりました。
理想形とされていたが
「okao囲碁研究所」のokaoさんの解説では、現代ではこの形は、白良しなのだそうです。
A、B、その他、この黒の構えには、打ち込むスキが多数あるのが理由だとのことです。
テーマ図の黒の構えは模様になりにくいとのことでした。
図の黒の立場での下ツケ定石を使うのは、白模様を削減する、または、白模様にならないように未然に防ぐ意味で使う定石だとのことです。
自らの模様を広げるには、適さない定石なのだそうです。(テーマ図の黒の立場です)
AI登場後、囲碁の技術は、格段に進歩しております。
昔の常識が通用しないことがよくありますね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。
(。・(エ)・。)ノ↓ランキング参加中、ポチ応援をいただけると励みになります。
マイナビ 天頂の囲碁7 Zen(対応OS:その他) 目安在庫=△ |
基本布石事典(下巻)新版 星、小目、その他 [ 依田紀基 ] |
ヒカルの囲碁入門 ヒカルと初段になろう! [ 石倉昇 ] |
ひと目の詰碁 (マイナビ囲碁文庫) [ 趙治勲 ] |
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。