両コウ2

2024/10/15

04.囲碁のお勉強

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「両コウ2」をご紹介いたします。


白の生きの証明

テーマ図:黒先いかに

棋譜解説図(数字、記号入り)

テーマ図:黒先いかに

白の形はスペースも眼形しっかりしております。

黒先いかなる手段を用いても、白死はありません。

その証明をしていきましょう。


第一感のオキ

白生きの証明図:黒1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:黒1まで

黒1は急所のオキです。

第一感のオキですね。


コウの形に

白生きの証明図:黒3まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:黒3まで

黒3と攻められると、白はコウが心配になってきました。


白4アタリが好手

白生きの証明図:白4まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:白4まで

黒3には、白4とアタリします。

このアタリは好手です。


両コウ生き

白生きの証明図:白6まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:白6まで

黒5と最強に抵抗しますが、白6のホウリコミ一閃です。

さて、この形はどうなっているのでしょうか?

コウですね。

次の手番は黒番ですから、今ホウリコんだ白6の一子をトル一手です。

そしたら、白は黒1の石をトル一手です。

コウですから、黒はすぐに取り返すわけにはいきません。

黒は何かコウダテをするわけですが、そのコウダテに白が受けて、黒がコウを取り返しても、白はまた白6に打ってコウを取り返すことはできます。

白はコウダテを打つことなく、コウをトルことが出来ます。

つまり、両コウです。

白は両コウ生きです。

日本囲碁連盟では「両コウ」を次のように説明しています。

「一か所に二つのコウが同時にできる形」


両コウ三年の煩い

白生きの証明図:白10まで

棋譜解説図(数字、記号入り)

白生きの証明図:白10まで

黒7のコウダテに対して、白は8と受けたとします。

そこで、やっと黒9とコウを取れます。

しかし、白は白10とすぐにコウをトルことができます。


「両コウ三年の煩い」という格言があります。

他にコウが発生した場合、黒には無限にコウ材があるとも考える事もできます。

その場合、白にとって、そのコウが大きな負担となるので、それを「両コウ三年の煩い(わずらい)」と表現しました。


小さい生きも可能

白生きの証明図:白4まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:白4まで

白が両コウ生き(両コウ三年の煩い)を嫌うのであれば、白2、4と小さく生きることも可能です。


他のオキへの考察

白生きの証明図:黒1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:黒1まで

黒1も急所のオキです。

黒1への白の対応も考えてみましょう。


黒の後手セキ

白生きの証明図:黒5まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

白生きの証明図:黒5まで

黒1には、白2、そして、黒5まで。

この形は、「隅のマガリ四目」ではありません。

この形はセキです。

黒の後手セキですから、ヨセの手となります。

以上、白生きの証明でした。


  • 総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
    よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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