



【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
湯飲み格言「ハスカイにノゾくは急所なり」
漢字の読み方「美人局」(つつもたせ):「びじんきょく」ではありません。
男女が共謀して、女が他の男と密通し、それを言いがかりとしてその男から金銭などをゆすり取ること。
そんな野狐9段に4つ置かせて、ボコボコにするのが、現在のAIの実力です。
野狐囲碁には、絶芸以外にも、いろいろな種類のAIが対局しています。
私は、野狐囲碁に詳しくはないので、詳細は知りませんが、それぞれのAIに実戦を経験させて、研究データの収集をしているのではないかと思っています。
このAIは、4子局と5子局の対局をしていた面白いAIでしたので、ご紹介いたします。ちなみに絶芸は2子局のみです。
いくらAIが強いといっても、一手一手交互に打つわけですから、置碁のハンデはそうそう、無くなるものではありません。
野狐9段相手にそれをどう縮めていくのか、AIの置き碁対局は、とても勉強になる教材だと思っております。
四子局、白:AI、黒:野狐9段氏
白1のカカリ、白3の三々入りを決め打ちしているAI先生です。
三々入りの場所は、その日の気分のようです。
野狐9段氏がAI先生を三々入り難解定石に誘導いたしました。
大丈夫でしょうか?
真っ向勝負の9段氏
実戦図:黒62まで

棋譜再生
実戦図:黒62まで
AI先生に真っ向勝負を仕掛けた9段氏。
勉強のための練習碁と割り切っているのでしょう。
黒58、62が評価値を下げました。
黒58では59。
黒62では56の下(M10)がよかったようです。
下げたといっても10目ほどです。
4子局のパワーは健在で30目ほどのリードを保っております。
9段氏善戦です。
善戦、9段氏
このAI先生は武闘派です。
戦いの中で差を徐々に詰めていきます。
9段氏はここまで、奮闘しており、黒94までのAIの一手(無料のAIソフト)の評価値は、黒29.6目のリードとなっております。
さして、悪い手は見当たりません。
コウ解消で形勢は白に
最後の敗着は、黒140でしょう。
白141とコウを解消されて、すでに白がリードの局面となりました。
黒140では、死ぬ気でコウをがんばるしかなかったでしょう。
黒106、110、114、124が評価値を落としました。
106、110では脱出を優先。黒5子は捨ててもいいくらいで打ってよかったかもしれません。
とくに黒114が敗着といえるかもしれません。
柿門の参考図
実戦の黒114では、上図の黒1ハネが良かったと思います。
黒15まで、生き生きのWin-Winです。
これからの左辺での戦いをがんばろうの図です。
実戦は、戦いの中で置き碁のハンデを縮めていく、武闘派AI先生の面目躍如といったところでしょうか。
野狐9段氏も、戦いで善戦していただけに惜しい好局でした。
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