【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
布石に関する格言「シマリからのヒラキ」
漢字の読み方「疎ら」(まばら):「もっぱら」ではありません。
物が少なくて、間がすいているさま。すきまのあいているさま。 順序だっていないさま。ばらばらであるさま。
八王走馬
テーマ図:黒先いかに
テーマ図:黒先いかに
玄玄碁経(げんげんごきょう)の勢の部より「八王走馬」をご紹介いたします。
黒先:いかに
石の下の下準備
黒1アタリに黒3ツギから始まります。
黒3ツギが大切な一手です。
石の下の下準備となっております。
石の下の罠
つまり、白4と黒4子を取りに行くと、簡単に石の下の罠に引っかかってしまいます。
この石の下に気をつけて手を進めなければいけません。
白の失敗図
さりとて、白4としても黒5と白三子を取られるだけです。
白6とこちらの眼を奪おうとしても、次の黒7で白三子を抜けば、黒は見合いの生きです。
白4は失敗です。
連続の這い込み
這い込みの手順が大切です。
白4這い込みから、白6這い込みが正しい手順となります。
黒は、白二子をトル一手ですね。
黒押す手無し
黒7は白2子をトル一手です。
連続の白8の這い込みに黒9と一眼を確保するのは、失敗です。
白10で黒は押す手無しとなってしまいます。
黒9が失敗でした。
正解手順
黒9とアタリするのが正解手順です。
白も10とアタリします。
さて、次の黒の一手はいかに。
黒の失敗図
黒11と白4子を取りたくなります。
しかし、取り跡に白12で黒は万事休すとなります。
蛇足ですが、黒13なら白14まで。黒14なら白13まで。
見合いで、黒は二眼を作ることができません。
黒11が失敗でした。
焦らずに眼持ちが正解
正解図:黒11まで
棋譜再生
正解図:黒11まで
ここは焦らず、黒11と眼を持つのが正解です。
最終形は逆石の下
正解図:黒13まで
正解図:黒13まで
白12と取られますが、取り跡に黒13です。
掟破りの逆石の下です。
めでたし。めでたし。
玄玄碁経(げんげんごきょう)は、日本では1750年代に紹介されています。
先人はすごいですね。
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こんにちは ♪
返信削除今日は「八王走馬」を拝見しました。。。(*´▽`*)
Ounaさま、いつもコメントをありがとうございます。読めない漢字はほとんどありませんね。
削除_(._.)_