




【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
湯飲み格言「利かしにきたら利かせ」
漢字の読み方「徐に」(おもむろに):「じょに」ではありません。
動作が静かでゆっくりしている様子。突然にという意味ではありません。
二目の鼻ヅケ
ずばり、黒1が「二目の鼻ヅケ」です。
白の相場の対応図
プロの先生「黒1のツケには、白2にサガっていれば、つらいけれど無難です」
S初段「すると、次に黒はどう打てばいいのですか?」
プロの先生「黒1は利かしとみて、黒3などの大場に回る要領です」
K2級「その利かし、というのが、よくわからないわ。せっかく打った黒1が取られるといけないから、すぐに何か打ちたくなります」
「利かし」とみて・・・
私もこの用語を理解できるまでには、相当な時間を要しました。
プロや高段者が使うもので、自分には関係ないものだと考えていました。
「利かし」に関しては、棋書の紹介その1(碁の戦術)を読んで初めて理解することができました。
初期の記事でありますので容量も小さく、読みづらい部分、分かりずらい部分がありますので、いつの日かリメイク版を作ろうかと考慮中であります。
K2級の質問下ハネ
K2級「白2と下からハネたら、どうするのかしら?」
H5段「黒3の二段バネがいい調子。白4、6と取ってくれば、そこで黒7、9のデギリで、白は困っているだろう」
S初段「なるほど、うまい手があるものですね。じゃあ、上からハネたら? 同じく二段バネですかね?」
K2級「Sさん。少しはヨミを入れて発言してくださいね」
S初段の質問上ハネ
プロの先生「黒3で上ハネもありますが、上図の黒3と引いて簡明です。白4のマガリが黒からのデギリを防いでやむおえない手で、黒5、7と押しあげて、左上の模様を盛り上げます」
K2級の質問、上ハネ
白の失敗図:黒11まで

棋譜再生
白の失敗図:黒11まで
K2級「黒3と上ハネした時に白4と切られると、どうなるのか心配だわ」
プロの先生「黒5と逃げて、白6と外からオサエてくれば、黒7、9とデギリ、白10なら、黒11と切って、白ツブレ形です」
K2級「なーるほど。うまいものですね」
S初段「白6の外オサエが無理なら、内側からオサエるしかありませんか?」
S初段の質問、内オサエ
プロの先生「内側からの白6オサエならば、黒7を利かして、黒9、11と二目を捨てます。黒13とツギ、黒は強大な厚みを得て十分満足です」
K2級「あらま!せっかく打った石をすぐに捨ててしまうんですか?もったいないなぁー」
H5段「もったいないじゃなくて、取ってくれてうれしいの気持ちに変われば、Kさんも有段者になれるよ」
K2級「はーい。がんばって、早くSさんを互先でやっつけられるようになりまーす」
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こんにちは♪
返信削除おもむろに「二目の鼻ヅケ」を拝読しました。(*'▽')
Ounaさま、徐に読んでいただきありがとうございました。
削除(*- -)(*_ _)ペコリ