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【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
湯飲み格言「初コウにコウなし」
漢字の読み方「爆ぜる」(はぜる):「ばくぜる」ではありません。
何かが勢いよく飛んだり、飛び出したりする。はじける。
佐田篤史七段タイトル戦に初挑戦
井山裕太(碁聖)に佐田篤史(七段)が挑戦する第51期碁聖戦五番勝負第二局が7月10日大阪市中央区関西棋院にて行われました。
結果は、白番の井山裕太(碁聖)の中押し勝ちとなり、シリーズは、1勝1敗となりました。
佐田篤史さんは1995年12月生まれで現在30才。自身初のタイトル戦挑戦となりますが、伸び伸びと打たれているようです。
関西棋院のホームページの棋士紹介によると佐田さんの好きなものは、ごほうびランチ。嫌いなものは、怒られること。ストレス解消法は、勝てる相手と10秒碁。性格は、自由。
とありました。皆に愛されそうなストレートな方のようです。
井山さんは、1989年5月生まれで現在37才。20才で名人位につき、日本囲碁界を牽引してこられました。
日本囲碁史上最強の実力者も37才。一力さん、芝野さんとの激闘のタイトル戦を繰り広げていらっしゃいますが、少々押され気味か現在のタイトルはこの碁聖のみとなっております。
虎の子の碁聖のタイトルですから、是が非でも防衛したいところでしょう。
第1局:6月23日、白番、佐田七段、白番Ⅰ目半勝ち(大阪市北区日本棋院関西総本部)
黒:佐田篤史、白:井山裕太
黒:佐田篤史、白:井山裕太
主催:新聞囲碁連盟、日本棋院、関西棋院
優勝賞金:800万円
持ち時間:各4時間
コミ:6目半
第51期碁聖戦五番勝負第二局(2026年7月10日)
大阪市中央区関西棋院にて
黒:佐田篤史、白:井山裕太
三隅で同形のカケ
実戦図:黒23まで

棋譜再生
実戦図:黒23まで
左下隅で黒7カケ、右下隅で黒13カケ、右上隅で白18カケと三隅で同じ形が現れました。
佐田さんは、黒21で変化しました。
左下隅に白の剣先が出ているので、遠慮したのかもしれません。
絶芸先生は、黒21ではB13へのケイマすべり第一候補にを示していました。
実戦の黒21、黒23は、絶芸先生の第二候補になっておりました。
お互いに黒23で普通の一間トビは打ちたくなかったようですね。
上辺の構え方
実戦図:黒23まで

実戦図:黒23まで
黒23は左上隅を4本に伸びたところです。
さて、次の白24は、上辺を構えるところのようですがその構え方を問います。
構え方の微妙な位置加減で絶芸先生の評価値も微妙に違っていたのが面白かったのでご紹介いたします。
絶芸先生は、上図の上辺の1(白55.7%)、つまり二間ビラキを第一候補手としています。
上図の上辺の2(白53.3%)、つまり三間ビラキを第二候補手としています。
実戦の白24が、上図の3(50.8%)、つまり大々ゲイマの構えを第三候補手としています。
次にそれぞれの絶芸先生の変化図をご紹介いたします。
二間ビラキ(白55.7%)
絶芸の参考図:白1から黒10まで

絶芸の参考図:白1から黒10まで
白1の二間ビラキが絶芸先生の第一候補手(白55.7%)でした。
黒2の二間構えも勉強になります。
白5のツケからケシに行きました。
黒6の石にカタツキから黒2と押し上げたと手順を変えて考えると白5が思い浮かぶかもしれませんね。
三間ビラキ(白53.3%)
絶芸の参考図:白1から黒10まで

絶芸の参考図:白1から黒10まで
白1の三間ビラキが絶芸先生の第二候補手(白53.3%)でした。
白1の三間ビラキには、即黒2と打ち込みます。
AIの手は、あっち行ったりこっち行ったりしますが、手順は無視して、白3のワリウチの位置、黒8の構え、白9の位置などが参考になると思います。
大々ゲイマ(白50.8%)
絶芸の参考図:白1から黒10まで

絶芸の参考図:白1から黒10まで
白1の大々ゲイマが絶芸先生の第3候補手でした。(白50.8%)
白1の大々ゲイマにも、即黒2と打ち込みます。
ツケではなく、白3とボウシなんですね。参考になります。
絶芸先生は、10手までしか教えてくれません。この図は11手以降がとても気になりますね。
評価値の微妙な差は、アマチュアが気にするほどではありません。誤差程度です。
要は次の白の一手は、上辺が正解と言うことだけでしょう。
しかし、例えばこの大々ゲイマを選択するのであれば、11手以降の難解な戦闘力が必要になりますので、簡明を求めるのであれば、二間ビラキの一択かと思います。
総譜
総譜:白150まで

棋譜再生
総譜:白150まで
黒149を相手にせずの白150を見て、佐田さんは投了いたしました。
白150手完、白番の井山裕太さんの中押し勝ちです。
上辺の白模様になだれ込んだ黒をまとめて御用にした井山さんの会心譜となりました。
これで、シリーズ1勝1敗のタイとなりました。
五番勝負の大切な第3局は、7月21日に日本棋院で行われます。
楽しみですね。
勝負所は、黒65、黒67、黒69と出切って、黒71、黒73と上辺の白模様になだれ込んだ局面でした。
白80のツケは、井山さんらしい強烈な一着です。
黒81のハネダシは狙いの一着。
しかし、黒85ツギが評価を落としました。
白86と急所を曲がられて、評価値は黒18.5%となってしまいました。
絶芸先生の参考図
絶芸先生の参考図:黒85から白94まで

棋譜再生
絶芸先生の参考図:黒85から白94まで
絶芸先生は、上図の黒85(実戦の白86)と押し、黒87、黒91、黒93と頭を出す図を示しました。
白94は謎の一着ですが、この図で黒34.1%の評価値ですので、まだまだ、勝負の行方は分からなかったかと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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