第51期 碁聖戦 第5局(2026年8月21日)

2026/08/22

01.タイトル戦

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こんにちは。こんばんは。おはようございます。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「第51期 碁聖戦 第5局(2026年8月21日)」をご紹介いたします。


【「今日の格言」と「漢字の読み方」】

湯飲み格言「シチョウのノビ出し七目の損」

漢字の読み方「秋桜」(こすもす)

花言葉は「乙女の真心」「調和」「謙虚」。

秋桜は、山口百恵さんの名曲でもあります。


井山さんが碁聖位を六連覇!

井山裕太(碁聖)に佐田篤史(七段)が挑戦する第51期碁聖戦五番勝負最終の第五局が8月21日に大阪市北区日本棋院関西総本部にて行われました。

結果は、白番の井山裕太さんの中押し勝ち。

井山さんが虎の子の碁聖のタイトルを防衛し、六連覇を達成いたしました。

井山さん、おめでとうございます。

佐田さん、お疲れさまでした。


碁聖の連覇の記録は、次のとおりです。

大竹英雄(名誉碁聖):5期~10期(1980年~1985年)を六連覇。

小林光一(名誉碁聖):13期~18期(1988年~1993年)を六連覇。

井山裕太(名誉碁聖):37期~42期(2012年~2017年)を六連覇。

そして、現タイトルを井山さんが46期~51期(2021年~2026年)を六連覇致しました。

次期で碁聖位七連覇の新記録がかかることとなります。

また、井山さんは、通算12回目の碁聖位獲得となり、これは、趙治勲(名誉本因坊)の持つ本因坊獲得数の12回と並び、同一タイトル獲得数のタイ記録となりました。

いやはや、凄い記録ですね。


白6は左下隅のシマリが正解

黒:佐田篤史、白:井山裕太

主催:新聞囲碁連盟、日本棋院、関西棋院

優勝賞金:800万円

持ち時間:各4時間

コミ:6目半

秒読み:60秒5回

第51期碁聖戦五番勝負第五局(2026年8月21日)

大阪市北区日本棋院関西総本部にて

黒:佐田篤史、白:井山裕太


実戦譜:白6まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

実戦譜:白6まで

黒は、星と小目、白は両小目の布石で始まりました。

黒5の左上のカカリに対して、白は左上を受けずに白6と左下一間にシマリました。

アマチュアであれば、左上を何かしら挨拶すると思われます。

絶芸先生にお訊ねしたところ、井山さんと同じく、左下一間シマリを示してくれました。

他には、大ゲイマシマリと小ゲイマシマリを示しましたので、この局面では、左下をシマるのが正解のようです。

我々の実戦でも現れそうな局面(わずか5手)ですので、覚えてしまいましょう。


ツケは有力な手法

実戦譜:白24まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

実戦譜:白24まで

黒11ツケ、白24ツケ。

中国流の構えに白24のツケは、良く見ますが、直接のツケもあるんですね。

AIが打ち始めた手法です。

ところで、このツケですが、「べたべたとツケる」などの表現があります。

ツケは、「品がない」という意識が、私めのような昭和世代にはありました。

「石はくっつけずに、離して打ちなさい」と教科書にありました。

たぶん、現代の棋士を含め、アマチュアでも若い世代と外国の方には、そのような感覚はないことでしょう。

黒11ツケ、白24ツケなど、ツケは優秀な手法ですので、我々も大いに真似いたしましょう。

ところで、このツケは、決して相手を攻める目的ではありません。むしろ、自軍の守りの手です。

お相手の石にツケて、自軍を強化するのが目的です。

当然、自分だけでなく、お相手の石も強化されることになります。

ゆえに、「お相手の強い石にツケる」が基本的な考え方となります。

元々強い石であれば、それ以上強くしても、メリットはあまりありません。

ツケは「自分の弱い石を強くして、お相手の強い石をもっと強くする」が使い方の基本となります。

強い石がより強くなる=石が重複して非効率

という考え方です。

ツケは現代の有力な手法ですので、みなさんも、実戦で、べたべたとツケていきましょう。

ネット碁を知らない、碁会所のおじさんだと嫌がられるかもしれませんが・・・


序盤の大コウ争い

実戦譜:白72まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

実戦譜:白72まで

白32のアテは、自分が黒ならいやですね~。形が悪いので、ツグわけにもいきませんから。

ゆえに黒31では、黒53とハネるのも有力でした。

白48からコウ争いです。

黒49の打ち込みに対しての白50の下ツケと白53サガリは、絶芸先生と一致しています。

そして、佐田さんは、黒53と仕掛けました。

これは、序盤から大きなコウ争いとなりました。

白62ツギ。黒63のぶち抜きで、序盤の大コウ争いは決着しました。

どちらも、非常に大きな手です。

白72までの絶芸先生の評価値は、白70%ほどで、非常に微差ながら、白優勢でした。

白72ハネで左下隅の黒は眼がないようです。

振り反って、黒のコウ仕掛けが時期尚早だったのかもしれません。


魔王未だ健在

総譜:白164まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
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総譜:白164まで

白98に対しての、黒99はキカサれのようです。

ここは123とカドに打ち、反撃のパンチを繰り出すところだと絶芸先生は示していました。

黒101でも123と反撃するところでした。

右上白一団と右下白一団が安全に連絡して、地合いは白優勢のようです。

164手完。白番の井山さんの中押し勝ち。

井山さんの完勝譜でした。

ラスボス、魔王井山は、未だ健在ですね。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。




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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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