小松英樹九段といえば、以前に囲碁フォーカスの講師も務められていたので、ご存じの方が多いと思われます。
以前の棋風は、中国流の本も執筆されていたくらいの中国流のスペシャリストでした。私の印象ですが、見た目どおりの面倒見のよい親分肌って感じがいたします。
小松英樹九段が、院生師範をされていて、子供たちに日々囲碁を教えていた時の言葉をご紹介いたします。特に最後の一文が心に残る名言だと思います。
『院生は、毎週土日に日本棋院で対局を行います。
棋力別にAからEクラスまであり、現在は60人余り。中部、関西を含めて100人くらいです。
院生からプロ棋士になるのは狭き門で、毎年、東京では夏に1人、冬に2人です。
それから名古屋と大阪で1人ずつと、女性が1人で、年に計6人の枠しかありません。
院生は17歳で卒業です。それまでに入段できなければ諦めなければなりません。
外来で試験を受けることもできますが、たいていは他の道を進むことになります。』
『才能があれば、なんなく突破できるというものでもありません。
子どもに元々、才能があるかどうかは、よく分かりません。
強くなる子は、やっぱりよく勉強しているのです。
勉強量の差が棋力の差に比例するように思えます。』
『才能というものがあるとすれば、ひたすら勉強できる才能ということではないでしょうか。』
「ひたすら勉強できる才能」名言だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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