こんにちは。こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「棋書の紹介その4(名人、川端康成)」をご紹介いたします。
購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
本因坊秀哉名人の引退碁
正確には棋書ではありません。純文学の小説です。
秀哉名人の引退碁の観戦記者に川端康成先生が選ばれたことによりこの名作が生まれることとなりました。
秀哉名人が命を削っての勝負の世界、また、老名人に挑む若き挑戦者の対決は、手に汗握るものになります。
ノーベル賞作家の名作ですから囲碁ファンであれば絶対に一読をお勧めします。
添付の棋譜は、秀哉名人の引退碁です。1938年というと今から85年前の対局となります。時に名人の年齢は65才でした。
昔の65才と現代の65才とでは、ずいぶんと違うと思われます。
引退碁のお相手は、木谷実(当時七段)先生。小説では大竹七段となっております。
黒:木谷実、白:本因坊秀哉名人(コミ無し)
木谷実vs本因坊秀哉名人
空き隅の放置
さて、図をご覧ください。17手まで右下隅が放置されております。
これは現代では考えられないですね。どのタイミングでも黒白どちらかは、空き隅の方が良いと思います。
厚みを消して
白48(E4)と上辺に構えることで、右上の黒の厚みを消しています。
現代的に考えたら白好調だと私は思います。
秀哉名人の講評
秀哉名人の講評では、白130(B5)が敗着との事であります。
なるほど、ここを手抜きされて中央を削られてしまいました。
しかし、結果は、黒の盤面5目勝ちです。
当時は、もちろんコミなどはありません。
自分としては、白の打ちまわしの方が好感が持てます。
総譜を外部リンクいたしますのでそちらで終局までご確認ください。
つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックを入れますと再生致します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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