第78期本因坊戦第5局の2日目(2023年7月5日)

2023/07/05

01.タイトル戦

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井山裕太(本因坊)に一力遼(棋聖)が挑戦し、一力遼(棋聖)の3勝1敗で迎えた、第78期本因坊決定戦七番勝負の第5局の2日目が、本日(2023年7月5日)京都市の寂光寺で行われました。
寂光寺(じゃっこうじ)は、初代本因坊算砂が住職を務めた寺で、「本因坊発祥の地」として知られております。
持ち時間は、各8時間。
1日目の消費時間は、井山裕太(黒)3時間37分、一力遼(白)3時間26分でした。

(午前のおやつ)
井山裕太(本因坊)は、たねやのバウムクーヘンとブラックアイスコーヒー。
一力 遼(棋聖)は、たねやのバウムクーヘンとオレンジジュース。

(お昼ごはん)
井山裕太(本因坊)は、冷うどんと冷茶。
一力 遼(棋聖)は、天ざるそばと冷茶。

(午後のおやつ)
両対局者ともに、俵屋吉富の和菓子とアイスコーヒー。

黒:井山裕太、白:一力遼

棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜解説(数字、記号入り)

一力さんの攻め

(左図)
封じ手は、白84(H11)のハネでした。みなさん、大外れ。
1日目で黒が優勢だったようです。
白は、左辺真ん中の黒石を攻めますが、黒は、黒105(J8)とコスミ、頭を出しました。
白の攻めの具合が、焦点となってきました。

黒、優勢

(右図)
黒125(G5)と黒は下辺のと連絡できました。
右辺が広く空いていますが、お互いに地になりにくそうな局面となっております。
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜解説(数字、記号入り)

白の猛攻

(左図)
白146(N7)とハネ、この黒一段を猛然と攻めます。
白はこの攻めにすべてを託します。

黒、しっかりと生きる

(右図)
黒165(E2)で、黒は2眼の生きです。
非勢の白は、右辺をめいっぱい囲おうとしますが、あまり得にはなりませんでした。
この碁は197手まで打たれ、黒の中押し勝ちとなっております。
井山さんは、カド番をシノギましたが、あと2局を連勝するしかありません。
まだ、勝ち星てきには、一力さんがリードしております。

つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。

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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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