井山裕太(碁聖)に一力遼(棋聖)が挑戦する、第48期碁聖戦五番勝負の第3局が、2023年7月28日、東京都千代田区「日本棋院東京本院」で行われました。
井山碁聖は、ここまで2連勝で、この第3局に勝利すれば、3連覇となります。
井山碁聖がストレートで防衛するのか!
一力棋聖がカド番をしのぐのか!
碁聖戦では、3期連続の顔合わせの頂上決戦であり、先の本因坊戦に引き続き、両者の激闘が繰り広げられます。
直近の10局において、井山さんは一力さんとの対局が8局、一力さんは、井山さんとの対局が7局。 ほとんどお互いとしか打っておりません。両者は2日後の名人戦リーグのプレーオフで、虎丸名人位への挑戦権を賭けて激突いたします。
持ち時間は、各4時間です。
(お昼ごはん)
井山さん、一力さんとも、明治座の「季節のお重 加賀」
気になる、お重の中身は、下記のとおり
銀鱈の西京焼き、玉子焼き、焼き蒲鉾、海老の塩焼き、蟹の煮こごり、青おたふく、はじかみ、サーモン小川巻き、鱚天ぷら、針魚天ぷら、茄子天ぷら、子茗荷天ぷら、獅子唐天ぷら、里芋、人参、冬瓜、蕗、椎茸、花麩、巻き湯葉、鮪と勘八のお刺身、ご飯、香の物、お吸い物。
井山さん、一力さんとも、明治座の「季節のお重 加賀」
気になる、お重の中身は、下記のとおり
銀鱈の西京焼き、玉子焼き、焼き蒲鉾、海老の塩焼き、蟹の煮こごり、青おたふく、はじかみ、サーモン小川巻き、鱚天ぷら、針魚天ぷら、茄子天ぷら、子茗荷天ぷら、獅子唐天ぷら、里芋、人参、冬瓜、蕗、椎茸、花麩、巻き湯葉、鮪と勘八のお刺身、ご飯、香の物、お吸い物。
まるで、おせち料理のようであります。
尚、今期より昼食休憩時間が、1時間から40分に短縮されております。
黒:一力、白:井山
いきなり絶芸の変化図
(左図)
(左図)と(右図)は、ともに、絶芸(最強のAI)の変化図です。
黒の一間受けに対しての白14(E5)のノゾキは、AIが打ち始めたものです。
当初は、この黒1のツギは利かされで良くないとされていましたが、絶芸が示しているので利かされでもなさそうです。
絶芸は、白2に手抜いて、右下隅の地を稼ぎました。
白10と攻められる形になりますが、こんな進行もあるんですね。
勉強になります。
(右図)
白20(D11)のツケに対して、実戦は(C10)に引いたのですが、絶芸は、逆に筋悪く黒1とぶつかって、連絡を図りました。
この形は、ぶつかって連絡するのが良いことを私はここで学びました。
左下隅の白4からの変化はさっぱり分かりません。
実戦の黒21(C10)で若干、評価値を落としました。
違和感ある黒39
(左図)
実戦の黒39(C7)に違和感はありませんか?
何か形が緩んでいるような気がしますが、いかがですか?
そこで、絶芸に聞いてみました。
(右図)
絶芸は、素直に、黒1、3と受けました。
普通に受けていて問題なしとのことです。
白の三々がイヤだったのだと思いますが、普通に受けて不満はないとのことです。
アマチュアは、ヨミができない分、形で判断するのが良いと思います。
逆転につ次ぐ逆転
(左図)
前図から白が優勢(87.8%)に打ち進めていましたが、白98(O8)のアテで評価値が逆転しました。
アテる方向が逆だったようです。
(右図)
ここから、黒が盛り返し、白142と生きた局面では黒が74%とリードしていました。
しかし、黒151(K17)が敗着となりました。
白152のキリが痛かったです。
ここは(J16)と一間を絶芸は示していました。
これ以降は、黒にチャンスはなかったようです。
この碁は、196手まで打たれ、白の中押し勝ちとなっております。
井山さんがストレート勝ちで、碁聖3連覇です。
井山さん、おめでとうございます。
一力さんは、先の本因坊戦の仇を取られたようです。
しかし、惜しい碁でした。一力さん、おつかれさまでした。
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