「秀行 百名局」の第3局より
黒:藤沢秀行、白:曲励起 第1期青年選手権決勝、1948年2月25日、日本棋院にて
藤沢秀行先生は、タイトル戦の第1期を数多く獲得しています。とても勝負強いと言えるのでしょう。
「第1期青年選手権」、「第1期首相杯争奪戦」、「第1期日本棋院第一位」、「第1期旧名人戦リーグにおいて、初代実力制名人」、「第1期早碁選手権戦」、「第1期天元戦」「第1期棋聖戦」
秀行先生は、「初物食いの秀行」といわれておりました。
そして、この対局が記念すべき初タイトルとなります。
第1期に強い、藤沢秀行先生!
記念すべき初タイトル
黒:藤沢秀行(四段)、白:曲励起(三段)棋譜再生
序盤から黒リード
「白36は、37とツケでワタるところ」と高尾先生の解説です。
AIの一手(無料のAIソフト)もマイナス4.4目の悪手と指摘し、37を示しています。
コミは4目半です。AIの一手は黒1の局面で黒1.6目のリードとありました。
図の最終の黒37の局面では、黒が8.5目リードとなっています
棋譜再生
「白60までと生きたものの、黒61とトビ出しては順調です。」と高尾先生の解説です。
それにしても、白56は形が悪いですね。
図の最終手の黒61トビまでのAIの一手の評価は、黒20.3目のリードです。
秀行先生の完勝譜
「黒73が狙いの一手。中央が弱い白は抵抗できず、さすがに実利が大きい。」と高尾先生の解説があります。
AIの一手は、序盤の早い段階から、白C7の一間トビを示しておりました。
「黒79とはっきりと生き、81、83のキカシも藤沢先生らしいと思います。」
「少々の地の損よりも中央と左辺への大きな攻めを狙っている。」
「この時点で中央と左辺はカラミ模様です。」と高尾先生の解説があります。
この碁は、165手まで打たれ黒の中押し勝ちとなっております。
秀行先生の完勝譜ですが、曲先生の不出来な一局ともいえます。
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