そんな野狐9段に4つ置かせて、ボコボコにするのが、現在のAIの実力です。
野狐囲碁には、絶芸以外にも、いろいろな種類のAIが対局しています。
私は、野狐囲碁に詳しくはないので、詳細は知りませんが、それぞれのAIに実戦を経験させて、研究データの収集をしているのではないかと思っています。
このAIは、4子局のみの対局をしていた面白いAIでしたので、ご紹介いたします。ちなみに絶芸は2子局のみです。
いくらAIが強いといっても、一手一手交互に打つわけですから、置碁のハンデはそうそう、無くなるものではありません。
野狐9段相手にそれをどう縮めていくのか、AIの置き碁対局は、とても勉強になる教材だと思っております。
四子局のAI指導碁
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(左図)
これを基準に形勢を判断したいと思います。
白15までは、普通の出だしです。そして、白17で変化球を投げてきました。
序盤は互角
黒26は良い手に見えます。
弱い石2つが、白37でなんとなく落ち着きましたが黒は下辺に壁を作りましたので十分だと思います。
黒38と芯を入れたところに白39!
早くも消しにきました。この時点でのAIの一手(無料のAIソフト)の評価値は、黒44目リードとなっており、ここまで黒は悪くないです。
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反撃する野狐9段氏
黒は慌てず冷静に黒42と守りました。白43はおまじないでしょうか?不気味です。
白は49、51と上部に脱出して消しの目的は果たしました。
黒56に白57のキリ!
白はいろいろと味をつけてきます。対して、野狐9段氏も黒58と反撃です。
この9段氏は本物のようです。強いと思います。
(右図)
白85はAIのミス?1路、もしくは2路右ではないでしょうか。
黒86と両ノゾキをくらい、切断されてしまいました。
ここまでのAIの一手の評価値は、黒40目リードとなっております。
黒好調です。
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コウ仕掛けからの白の追い上げ
黒88の切断に白89と黒2子を取り切りました。
黒90と右上隅をシマった時点での評価値は、黒33.4目リードと少し追い上げられてきました。
そして、白は93とコウを仕掛けてきました。
(右図)
黒128と左辺を構えた時点での評価値は、黒15目のリードとなりました。
普通に互先の感覚であれば、ここにきての15目リードは勝勢のはずですが、4子局ですので、白の射程圏内に入ったかもしれません。
無念の黒氏
(左図)
黒Aと後腐れなく白一子をトルべきでした。
(右図)
以下、白165まで。黒は無念の投了となりました。
黒も相当にがんばっていたので、勝てるかと思ったのですが、AIは一枚上手でした。
当ブログにて棋譜を最終まで乗せたのは今回が初めてです。
いやー。他人事とはいえ悔しいですね。魅せる熱戦譜でした。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。