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管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第71期王座戦第2局」をご紹介いたします。
井山裕太王座に余 正麒(よ せいき)八段が挑戦する第71期王座戦第2局が本日(2023年10月27日)午前9時より、京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われました。
東京港区の「グランドプリンスホテル新高輪」で行われました。
余 正麒さんは、台湾生まれの今年で28才で、主な戦績として、関西棋院第一位決定戦6連覇があげられます。
タイトル戦への挑戦は、今回が5回目、王座戦挑戦は、3回目となります。
そろそろ、初タイトルがあってもおかしくない戦績です。
対する井山さんは王座のタイトルを通算で8期保持しており、現在2連覇中であります。
井山さんは、日本の囲碁の歴史において最強の棋士のひとりであります。
先に行われた第1局は、井山王座が勝利しております。
黒:井山裕太、白:余 正麒
持ち時間は各3時間。
3時間は、世界戦の標準の持ち時間であります。
2023年10月27日、ウェスティン都ホテル京都にて
黒:井山裕太、白:余 正麒
アンケート総得票数は9票
先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。
投票総数:9票
井山裕太王座を応援:6票(66.7%)
余 正麒八段を応援:1票(11.1%)
どちらもがんばれ!:2票(22.2%)
ご投票していただいた皆様、ありがとうございました。
序盤は現代の布石
白6の三々入り、白14のシマリ、黒15のカタツキ、黒17の三々入りといかにも現代の布石の序盤となりました。
ただ、プロ棋士が打ってるからとか、AIの評価値がいいからとかで、猿真似をするのはよろしくないと思っています。
三連星でも中国流でも我々アマチュアが打つ分には、何ら問題はありません。
大切なのは、三連星の3手だけ、あるいは、中国流の3手だけで終わるのではなく、その後の対策(打ち方)を用意することであります。
現代布石の三々入りも、後の打ち方を知らないのであれば、打たない方が良いとしたものであります。
白の大模様出現
白82と左上一帯に大模様が出現しました。
人間の目にはとても大きく映ると思いますが、白82での絶芸の評価値は、黒の93.7%となっており、評価値的には、黒が大きくリードしております。
大胆不敵な絶芸の参考図
絶芸の黒83の参考図
絶芸の黒83の参考図
あの大きな模様に対して、黒1と現ナマをいただいた後に黒3と飛び込むつもりだったようです。
AIでないと、この黒3をシノグのは容易でないと思われます。
93.7%の評価値の理由は、黒3と入ることを前提としているのであれば、人間の対局では、この評価値は鵜呑みに出来ないことになります。
半目勝負の名勝負
井山さんは、絶芸のように模様に飛び込むことはしませんでした。
黒107(B8)までの絶芸の評価値は、白50.4%となっており、全くの互角の形勢に戻っております。
これより、半目を争う好勝負となりました。
この碁は、274手まで打たれ、白の余正麒さんの半目勝ちとなっております。
これで、対戦成績は1勝1敗となり、次回の第3局は、11月14日兵庫県神戸市「ホテルオークラ神戸」で行われます。
楽しみですね。
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大切に読ませていただきます。