関航太郎天元に一力遼棋聖が挑戦する第49期天元戦挑戦手合五番勝負の第1局が本日(2023年10月10日)午前9時より愛知県岡崎市の「龍城神社(たつきじんじゃ)」で行われました。
一力さんは、一昨年、関さんに天元位のタイトルを奪われているので、リターンマッチとなります。
関さんは、一昨年20才で、最年少天元位の記録を塗り替え、昨年、伊田さんの挑戦を3勝2敗で退け、今期3連覇を狙います。
対局場となる、龍城神社(たつきじんじゃ)のサイトより、社記には次のように記されておりました。
対局場となる、龍城神社は、徳川家康公が生まれた岡崎城の隣に位置しております。
徳川家康公生誕の朝に城雲を呼び風を招く金の龍が現れ、昇天したという伝説が残るくらいでありますから、とてつもないパワースポットであります。
霊験あらたかなこの対局場での両者の熱戦を期待いたします。
黒:一力遼、白:関航太郎
2023年10月10日、龍城神社にて、持ち時間:各3時間
黒:一力遼(棋聖)、白:関航太郎(天元)
実戦の黒99まで互角の進行でしたが、次の白100が絶芸の評価値を20%ほど下げてしましました。
この白100での絶芸の参考図を右図で示します。
(右図):白100の絶芸の参考図
白1、3、5を決めるのはなんとなく理解できますが、それ以降は、AI同士の対局のようで私にはさっぱりです。
当然の一手に見える白100なのですが、囲碁は難しいです。
敗着は黒125
ここまで、優勢に進めていた黒ですが、黒125のハネで評価値が逆転し、黒127では白の評価値が81.5%まで上昇いたしました。
黒125も私には、普通の打ってしまいますし、悪い手とも気がつかないと思います。
絶芸の参考図
黒125の絶芸の参考図
実戦の125では、絶芸は、黒1からの手順を示しておりました。
黒1が急所だったようです。
この図であれば、互角の進行となり、勝負の行方はこれからだったことでしょう。
この碁は208手まで打たれ、白の中押し勝ちとなっております。
ここでリードを奪った後の関航太郎天元の打ちまわしは、完璧で付け入るスキを与えませんでした。
正直、関航太郎天元がここまでの強さとは、失礼ながら知りませんでした。
今後は、天元以外のタイトル戦にも登場して、現在の三強(一力、芝野、井山)に追いつき追い越すような活躍を期待したいものです。
次の第2局は、10月17日(火)に札幌市の「ホテルエミシア札幌」にて行われます。
楽しみですね。
総譜(白208手まで)
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