第71期王座戦第1局(2023年10月20日)

2023/10/20

01.タイトル戦

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「第71期王座戦第1局」をご紹介いたします。


井山裕太王座に余 正麒(よ せいき)八段が挑戦する第71期王座戦第1局が本日(2023年10月20日)午前9時より、東京港区の「グランドプリンスホテル新高輪」で行われました。

余 正麒さんは、台湾生まれの今年で28才で、主な戦績として、関西棋院第一位決定戦6連覇があげられます。

タイトル戦への挑戦は、今回が5回目、王座戦挑戦は、3回目となります。

そろそろ、初タイトルがあってもおかしくない戦績です。

対する井山さんは王座のタイトルを通算で8期保持しており、現在2連覇中であります。

井山さんは、日本の囲碁の歴史において最強の棋士のひとりであります。


黒:余 正麒、白:井山裕太

持ち時間は各3時間。

世界戦の標準の持ち時間であります

2023年10月20日、グランドプリンスホテル新高輪にて

黒:余 正麒、白:井山裕太


実戦図:白26まで
棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

きれいな布石での立ち上がりとなりました。

白26は自然な手です。

この白26で、絶芸が面白い手を示していたので、ご紹介いたします。


絶芸の面白い手

絶芸の白26の参考図

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

絶芸の白26の参考図

絶芸は白26とノゾキました。

まあ、ここまでは分かるのですが、その後の進行は私にはまったく想像できません。


実戦図:黒33まで
棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

実戦図:黒33まで

ここまで、とてもきれいな布石です。

棋譜並べにもってこいの布石だと思います。

白32に黒33も自然な一手です。

しかし、ここでも絶芸は面白い手を示しました。


絶芸の面白い手その2

絶芸の黒33の参考図

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

絶芸の黒33の参考図

なんと黒33です。

左上隅を放置しています。

もう何が何やら私にはさっぱり分かりません。

この図で黒54.2%を示しております。

ちなみに、実戦の黒33までの評価値は42.7%でありました。


上辺をほっといて下辺へ

実戦図:白76まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

実戦図:白76まで

上辺はまだ、打ちたりないような気がするのですが、井山さんは上辺をほっといて、下辺へ白76とツケました。

先ほど、絶芸の参考図でもこのツケは出てきました。

この形はこのツケから手をツケていくものなのしょう。

意味は分かっていませんが学習しました。

ここまで、形勢は、互角の半目勝負であります。


敗着は黒161

実戦図:黒161(H5)まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

実戦図:黒161(H5)まで
(注:3桁目の百の位が表示されておりません。)

ここまで、白の井山さんが若干リードしております。

しかし、その差は極々わずかであります。

一手のミスでひっくり返る形勢であります。

ここで、余 正麒さんに痛恨のミスが出ました。

黒161(H5)です。

この形、カケツギになるので、皆さんも反対側からアテるのではないでしょうか。

もちろん、反対の162(F5)からアテるのが正解でした。

何か勘違いがあったのでしょうか。

この碁は、170手まで打たれ、白番の井山さんの中押し勝ちとなっております。

次の第2局は、一週間後の10月27日に京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われます。

楽しみですね。


  • 総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただきありがとうございました。
    よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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