石塔シボリ３

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今回は、「石塔シボリ３」をご紹介いたします。

黒先：いかに

黒先：いかに

黒２子と白３子のセメアイの問題です。

実戦でよく現れるスジなので、しっかりと覚えてしまいましょう。

失敗図その１

失敗図その１

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黒１には、やる気が感じられません。

白２でセメアイ負けはあきらかです。

失敗です。

失敗図その２

失敗図その２

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黒１とこちらの黒の手数を伸ばすのは、白２のアタリをキカして、白４で簡単に生きられてしまいます。

失敗です。

正解は二段バネ

正解図

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正解は、黒１の二段バネです。

囲碁格言にありますよね。

「二段バネ、覚えて初段、間近なり」

続・正解図

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白２のアタリには、しっかり黒３とツギます。

白４のアタリにも囲碁格言がありますよね。

「２目にして捨てよ」

続々・正解図

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黒７のアタリに対しては、白は８とトル一手。

黒９のホウリコミが手筋です。ご存じ石塔シボリの筋です。

白は10とトル一手。

最後の決め手が、黒11の根本ツギです。

これで、セメアイは黒の一手勝ちです。

この黒11で、あわてて13と打つと、とたんに黒の一手負けとなりますから、ご用心・ご用心。

黒11の根本ツギが大切な一手となります。

黒は、二段バネから二目にして捨て、ホウリコミからの根本ツギまで、きれいな連続技で仕留めました。

鮮やかであります。

実戦で、このように鮮やかに技を決めてみたいものですね。

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