絶芸先生は、日々、野狐囲碁で指導対局を行っております。
絶芸先生との手合は２子局のみとなっているようです。他のAIは３子局から９子局とAIの種類によって手合が違うようですが、詳細はわかりません。
AIに２子局で勝負になる人間は、ほとんどいませんので、絶芸先生の勝率はどえらいものとなっております。
しかし、いくら絶芸先生が強いといっても、囲碁は一手一手交互に打つわけですから、２子局のハンデはそうそう、無くなるものではありません。２子局のハンデを野狐９段相手に、絶芸先生がどのように縮めていくのかを勉強したいと思いました。
絶芸先生の対局棋譜は、私たちにとって、とても勉強になる今までにない教材だと思っております。白：絶芸、黒：野狐９段氏
実戦図：白17まで
棋譜再生
実戦図：白17まで
絶芸先生は白３、５、７とカカリ一本で満足のようです。
黒12のコスミツケ打法に白13と立ち、白15と二間トビは現代の打ち方です。
黒16の受けに白17の一間トビが良いのですね。これは勉強になりました。
ツケ二段いろいろ
絶芸先生はツケ二段が大好きです。
黒18のすべりを無視して白19とツケ二段です。
黒22の二段バネには、手抜きと教わったのですが、白23と普通にツイでも問題ナッシングのようです。
白25と軽く展開するのが大切なようです。
ノゾキへの対応
黒26の守りには、絶芸先生も白27としっかりと守りました。
スソ空きなのが気になりますので、私はコスミツケたりしていました。
しかし、これが本手なのでしょう。インプットしました。
黒28のカカリが、私はイヤなので、一間シマリはなるべく打たないようにしています。
絶芸先生は、受けることなく、白29のハサミで応戦します。
黒30のノゾキはいやらしいですね。どう受けるのでしょう？
一本道
絶芸先生は、白31と遮断しました。白37まで一本道。
しかし、黒38と切られては白が苦しそうに見えます。
好手！白39！
白39が好手です。
黒46は、白三子へアタリを効かしてからの方がよかったと思います。
弱い石２つ
白59で二眼できました。
その結果は、黒の弱い石が左右に２つ、白の弱い石が真ん中に1つ。
黒60に手抜ける方は、いらっしゃいますか？
普通は手拍子で押さえます。
絶芸先生は、手抜いて白61と飛びました。
あらら。こちらの黒一団の脱出が難しくなりました。
投了図
やはり、黒の脱出は無理でした。
白77手完、絶芸先生の中押し勝ちとなりました。
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大切に読ませていただきます。