手割考察

2024/11/22

07.定石あれこれ

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こんにちは。こんばんは。

ご訪問いただきありがとうございます。

管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ

今回は、「手割考察」をご紹介いたします。

湯飲み格言「定石は知りて忘れよ」


私の三々の受け方

私の三々の受け方

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

私の三々の受け方

正しいのかどうかは知りませんが、私の三々の受け方をご紹介いたします。

三々は難しい変化になりにくいので、私は好んで打っています。

左下隅をご覧ください。

白2と二間に迫られたら、黒3と二間に構えます。

右上隅をご覧ください。

白6と大ゲイマに迫られたら、黒7と大ゲイマに構えます。

お相手と同じ構えにします。

三々打ちは、難しいことを考えなくて良いのでネット碁(早碁)に向いていると思います。


問題です。AorB

テーマ図:黒1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)

テーマ図:黒1まで

さて、問題です。黒1と迫られたら、あなたは、白Aと打ちますか?

白Bと打ちますか?

A or B

手抜きは無しといたします。


Aは選ばない手

テーマ図:白2まで

棋譜解説図(数字、記号入り)

テーマ図:白2まで

白2(A)を選んだ方はいらっしゃいますでしょうか?

何か腰が引けてる感がありますよね。

ほとんどの方が、ビシっとした白Bを選んだかと思います。


右上は旧定石

テーマ図:新旧定石

棋譜解説図(数字、記号入り)

テーマ図:新旧定石

右上隅をご覧ください。

星に小ゲイマカカリ、小ゲイマ受け、小ゲイマにすべって、三々受け、二間ビラキ。

昭和の時代の花形定石です。

しかし、現代ではプロの対局では、ほとんど現れることはありません。

ツケ二段定石ばかりになりました。

それは何故でしょうか?


左下が現代の定石

現代の定石

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

現代の定石

左下隅をご覧ください。

現代では、三々に受けません。黒1と二間に構えます。

白は勢い白2と三々に入りました。

さて、この図に見覚えありませんか?

そうです。A or Bの問題のAを選んだ図です。

このような理由で旧定石が廃れていったものと思われます。

このように手順を変えて比較検討することを「手割り」といいます。

囲碁連盟の説明は、次のとおりです。

手割(手割論)
「定石の変化、あるいは実戦で生じた部分的な形を、石の働きや効果を分析して優劣を判定すること。その方法は、類似形の定石を基に比較したり、いくつかの石をプラスまたはマイナスして原型と比較したりする」

白の受け方の考察

テーマ図:黒1まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図:黒1まで

黒1と迫られたところです。

白の受け方の考察です。


二立三石の鉄柱受け

テーマ図:白2まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図:白2まで

白2と鉄柱に受けると二立三析の好形となります。

昔の教科書には、この鉄柱が紹介されていたと思います。


重たい立ちは鉄柱と同じ

テーマ図:白2まで

棋譜解説図(数字、記号入り)
棋譜再生

テーマ図:白2まで

白の構えが三間ビラキに変わりました。

黒1と迫られた時に、白2と立ちますか?

白2は重たいと感じますよね。

一間トビしたいところです。

こうして比較してみると、前図の鉄柱が重たいことがお分かりになるかと思います。

以上、2題の手割考察でありました。


  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
    よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。



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