【「今日の格言」と「漢字の読み方」】
布石に関する格言「強い石からのヒラキは急がぬ」
漢字の読み方「婉曲」(えんきょく):「わんきょく」ではありません。
表し方が、遠まわしなこと。露骨にならないように言うこと。
警告2回目の反則負け
総譜:白82まで
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総譜:白82まで
LG杯は世界大会です。
日本勢では、第9回大会にて張栩先生が優勝しております。
また、22回大会で井山裕太さんが準優勝しております。
第29回 LG杯 三番勝負 第2局
黒番:卞相壹さん(韓国)、白番:柯潔さん(中国)
韓国では昨年11月に新ルールとしていろいろと改善されているようで、マナーに厳しくなっています。
- 石を押しながら(ずらしながら)て打ってはだめ
- 石が升目からずれて、時計を押したらだめ
- 取った石は決められたところに保管
今回は、アゲハマを碁笥のふたの上に保管しなかった場合に該当し、白16で取ったアゲハマを柯潔さんは碁盤の横に置いたということで、審判より1回目の警告を受け、2目のペナルティを受けました。
柯潔さんは、抗議し約34分の中断があったとのことです。
その後、白80で取ったアゲハマも碁盤の横に置いたということで、2回目なので反則負けとなってしまいました。
韓国棋院はこのルールを中国囲碁協会に事前に通知しており、今回の決勝前にも改めて説明をしていたとのことです。
日本では、アゲハマをふたに入れることは当然といえば当然のことなので、他のところに置くことなど考えたこともないと思われます。
このLG杯は、記録係ではなく、自分で対局時計を押すことになっております。
そして、碁笥の上に対局時計があるので、アゲハマを入れるふたは碁笥の反対側にあり、面倒と言えば面倒です。今回だと柯潔さんの右手に碁笥があり、その上に対局時計がありました。そして、碁笥のふたは左手にありました。
また、中国ルールの勝敗には、アゲハマは関係しないので、普段の対局では気にもしていないのも一因かと思われます。
何はともあれ、後味の悪い結末となってしまいました。
第1局は柯潔さんが黒番で2目半勝ちを収めております。
最終の第3局は明日(2025年1月23日)行われるとのことです。
シチョウアタリの黒25
実戦譜:白26まで
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実戦譜:白26まで
黒25とコビンに打ちました。
ほとんど見ない手です。
これは、シチョウアタリとなっています。
対する白26もものすごいですね。
世界大会決勝のレベルはとてつもなく高いです。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。