購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
全局で圧倒する「大斜大作戦」著:石田芳夫九段 土屋書店
大斜百変
大斜定石は、「大斜百変」と呼ばれるほど難解な変化多く、江戸時代から多くの変化が研究されてきました。
本書は、そのような難解な定石の変化を紹介するものではありません。
大斜定石の基本定石のみで、全局を圧倒する手法を伝授するものであります。
石田芳夫九段は。次のように記しております。
石田流大斜定石を通して、部分にとらわれがちだった視点が大きく広がり、大局観が身についてくるはずです。
この大局観こそ、上達のために必要不可欠なものだと信じています。
大斜の基本形
それでは、初めに13路盤で、大斜定石の基本形の手順を確認いたしましょう。
次の図のとおりです。
大斜定石の基本形
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左図と右図が基本形です。左図の黒19の大々ゲイマと右図の黒19の大ゲイマは、作戦や局面によって使い分けます。
大斜基本形の成功図
基本形の成功図ー1、2
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1.基本形の成功図(左図)
黒17の大々ゲイマから黒19の大ゲイマでの封鎖作戦です。
全局で黒が圧倒しております。
2.基本形の成功図(右図)
黒17の大ケイマから黒19(1路下の二間Q7でもよい)と白4子を攻める展開も、右下から下辺にかけて有利な戦いが期待でき、黒が楽しみな局面であります。
ご使用上の注意点といたしましては、右下に黒石がいることです。
もし、右下が白の勢力圏ですと逆に黒の失敗図となります。
本書は、次の一手方式で、大斜定石基本形の局面による打ち方を紹介しておりますので、大変読みやすい構成となっております。
ご自分の戦法の幅を広げる意味でも、この大斜定石基本形の活用は有用だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。