記憶の一局（吉原由香里さん：その１）

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由香里先生は、記憶の一局のひとつに武宮宇宙流誕生の局を選びました。

由香里先生が小学生のころ（プロ棋士になる前）、この棋譜に出会い、初めて棋士が何を目指して打っているのかが伝わってきた感動の一局とのことでした。

 第６期プロ十傑戦五位決定戦（1969年5月17日）

黒：武宮正樹（五段）対　白：橋本昌二（九段）

由香里先生は、黒17、黒19の構想を絶賛しております。

翻って、白16では、17（F7）が良く、必争点だったようです。

黒19は、私もカッコよく感じます。

白30では、43（H９）が好点だったようです。

黒は、右上隅で、３目にして捨て、必争点である黒43にまわり黒優勢とのことです。

黒模様が雄大です。

黒69のツギに対して、白は70と辛抱しなければならないのは辛いと思います。

最終的に黒は下辺から中央一帯を黒地にまとめ、157手で、黒の武宮正樹（当時五段）の中押し勝ちとなっております。

この碁は、「武宮宇宙流誕生の局」として有名であります。

総譜を外部リンクいたしますのでそちらで終局までご確認ください。

つぶや棋譜２ Viewer左上にある自動再生にチェックで再生致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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