鈴木越雄七段の棋風は、豪快な超中央志向だとのことで、木谷実先生の師匠である久保松勝喜代が主催した「神戸土曜会」の出身だそうです。
鈴木越雄七段には際立った戦績はないようですが、この碁はあまりにも有名です。なんせ、ときの呉清源に勝ったのですから。大金星であります。
黒先:鈴木越雄 七段 白:呉清源 九段 1956年(コミ無し)
黒の布石は大胆です。黒1,3と高目に打って、黒5!
これは、カタツキというのでしょうか?
カドですね。現代の目からしても大胆ですから、当時としては相当なものでしょう。
白26に対しての黒27は、雰囲気的にこう打ちたくなります。
黒35のツケが絶妙でした。黑三子を捨て石にし、白はシメツけられました。黒優勢です。
白50は、非勢を意識しての深入りだそうですが、黒51から59までのふんわりとした攻めが、なかなかなものだと思われます。
模様は移動します。黒81、83といつの間にやら左辺が黒模様となりました。
黒87もこの一手のように見えます。
この碁は、このあとコウなど、いろいろとありますが、結果は、279手まで、黒番、鈴木越雄七段の8目勝ち(コミなし)となり、呉清源に土をつけるいう大金星をあげました。
総譜は外部リンクいたしましたので、そちらで終局までご確認ください。
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