第6回呉清源杯世界女子囲碁選手権2回戦(王晨星、藤沢里菜)

2023/06/10

01.タイトル戦

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世界の女流棋士24名で争われる第6回呉清源杯世界女子囲碁選手権が本日(2023年6月9日)開幕し、日本からは藤沢里菜六段、上野愛咲美四段、牛栄子四段、仲邑菫三段が出場いたしました。

仲邑菫さんは、惜しくも敗退いたしましたが、残る女流の3強である、藤沢里菜(りな)さん、上野愛咲美(あさみ)さん、牛(にゅう)栄子さんが見事に2回戦を突破し、ベスト8に進出いたしました。

日本女子は強いです。日本勢初の優勝を期待いたします。


それでは、本日行われた藤沢里菜女流本因坊の2回戦の対局をご紹介いたします。

中国ルールでコミは7目半です。


黒:王晨星、白:藤沢里菜

棋譜解説(数字、記号入り)


白2、4、6の構えは初めて見ましたが、これは良いですね。今度、使ってみましょう。


棋譜解説(数字、記号入り)


黒43は、思いっ切りに両アタリが見えてるので、疑問手だと思います。絶芸(最強の囲碁AI)は、Bを示しています。

左下隅での黒白折衝の早い段階で、絶芸は、白ならばAを、黒ならばBを示していました。この地点が大場だったようです。


棋譜解説(数字、記号入り)


白50と待望の大場にまわり、白優勢のようです。

この碁は232手まで打たれ、白の藤沢里菜さんの中押し勝ちとなっております。


総譜は外部リンクいたしましたので、そちらで終局までご確認ください。

つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックを入れますと再生致します。

最後までご覧いただきありがとうございました。




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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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