こんにちは。こんばんは。
ご訪問いただきありがとうございます。
管理人の柿門です。(｡･(ｴ)･｡)ﾉ
今回は、「棋書の紹介その34（世界一役に立つ実戦詰碁）」をご紹介いたします。
購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
著者：石倉昇九段 マイコミ囲碁ブックス
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/327ec460.3948e657.327ec461.fbf38459/?me_id=1213310&item_id=13047333&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fbook%2Fcabinet%2F9701%2F9784839929701.jpg%3F_ex%3D128x128&s=128x128&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
本書にある、石倉昇先生のコラムをご紹介いたします。
タイトルは「上達のための５つのＫ」 です。
上達のための５つのＫ
- 感動
- 好奇心
- 形
- 考え方
- 繰り返し
まず、「なるほど！」と感動すると頭が活性化されて吸収がよくなります。
「実戦で試してみよう！」と好奇心をもつことも上達の秘訣です。
また、死活には大切な形がたくさん出てきます。
丸暗記ではなく、「まず、フトコロを広げる」、「ナナメに打つ」などの考え方をマスターすると応用がききます。
最後に繰り返し同じ問題を解くことで、死活の力がしっかり身につきます。
５つの「Ｋ」を意識していただければ、より効果的に上達できるでしょう。2008年9月30日 石倉 昇
右上隅は黒の確定地の図
上図は、実戦でよく現れる形です。
白１とハネ、黒２の押さえ、白３ツギ、黒４一間トビとなりました。
これで、右上隅の黒地は、確定地です。
のこのこと侵入してきた白さま
棋譜再生
この黒の確定地であるところに白が、のこのこと侵入してきました。
ここを手にされてはいけません。
徹底的にとっちめてやりましょう。
白５のハサミツケに対しては強気に、黒６と断固、遮断します。
白７のノゾキにはツグ一手。
以下、白13まで。
白は、生きたふりをしていますが、あくまでもふりだけです。
井山さんでもここで生きることはできません。
妙手！黒！
棋譜再生
黒１が妙手です。知らないと絶対に打てない手です。
覚えましょう。
それがお勉強です。丸暗記しましょう。
白ダメヅマリの図
棋譜再生
黒５とキリ、白が６とコウを仕掛けてきても、黒７がとどめの一撃となります。
黒１の働きで、白はダメヅマリとなり、これ以上抵抗できません。
白は、全部取られてしまいました。
白さまは、この形には侵入できないことを学びました。
これは白さまにとっておおきな進歩だといえるでしょう。
囲碁はこのように痛い経験をすることによって学び、上達いたします。
黒失敗の図
棋譜再生
正解図の黒１の妙手を打たずに単に黒１と出ると簡単にコウにされてしまいます。
手のないところをコウにされては、黒大失敗となります。
相場の進行
棋譜再生
前図から少し進んだ図です。
白は、先手でこのような大きなヨセがあります。
ここで、注目してほしい個所は、黒２です。
押さえずに一歩引きました。
これを知っているだけで、初段の実力は十分にあります。
安易に押さえると大失敗
棋譜再生（黒６はツギ）
安易に黒２と押さえると白３のキリが好手となります。
黒４のトリに白５のアテ、黒ツギに白７のノゾキ、黒ツギに白９とナナメに打って眼を２つ持ち、コンパクトに白は生きました。
この手順を知っていれば、優に初段の実力はあります。
棋譜再生で何度も確認すれば、自然と覚えてしまいますよ。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。