小目への一間高ガカリには下ツケがお勧め
小目:一間高ガカリに下ツケの図
小目に対しての一間高ガカリには、いろいろな受け方がありますが、この下ツケが私のお勧めであり、これ一択でよいかと思います。
今でもこれ以外は、ほとんど打つことがありません。置き碁において、白番でごまかしのハサミを打つくらいです。
白の後続手段:白2のオサエ
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ツケヒキ定石は安心・安定
黒の下ツケに白3と押さえてくれば、ご存じ、ツケヒキ定石となります。
アマプロ問わず、一番多く出現する定石です。
特に黒の立場で右上隅が、絶対の安定・安心となるのがお勧めとなります。
白の立場で言うと、白6ではその上の星(K16)でもよいです。
プロの対局だと白6を手抜いて、他にまわることもあります。
白の後続手段:白2のブツカリ
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ぶつかりには要注意
白2と筋悪くぶつかってきたら黒は要注意です。
白のこのぶつかりは、ナダレ定石を目指しています。
白は、難解なナダレ定石に自信があるからこそ誘っているのですから、それを受けて立つ手はありません。黒は、簡明を目指しましょう。
ぶつかりに対する黒の後続手段:ナダレを回避せよ
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ナダレを回避せよ
黒3は当然として、白4に対して、黒5とガッチリとツイでしまいます。
これでナダレ定石は回避できます。
黒は一本ハッて、黒11トビます。
黒13は本手の守りです。
こちらも変化がないので、お勧めです。
以上、小目の一間高ガカリには、下ツケが簡明なためお勧めいたします。
星へのカカリや小目へのカカリに対しては、最初のうちは、きっちりと受けることをお勧めいたします。
何も考えずに、毎局、同じ受け方でしっかりと受ける。
私は、一時期そのようにしてました。
同じ受け方でも、その後の進行は、千差万別。しかし、実戦で同じ形を繰り返すことにより、その経験値がアップし、自分の打撃フォームが固まっていきます。
そして、勝率もあがりました。
ある程度、実戦経験を積んだ後に、次のステップ(定石)に向かうのが良いかと思います。
以上、小目への一間高ガカリには、下ツケが簡明なため、お勧めいたします。
ハサミのマスター最後に
ハサミを打つことはあまりお勧めいたしません。
- ハサミ=(イコール)攻撃
という考え方がありますが、私はそうは思っておりません。
一手先に打つだけで、攻撃になるとは思っていないのです。
攻撃ではなく、相手の模様化を未然に防ぐ意味合いのハサミをokao囲碁研究所で紹介していました。
ハサミへの対応は無数にありますし、また、局面が複雑になりやすいです。
ハサミは、受けをひと通りマスターした後に挑戦するくらいで十分かと思います。
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