小目:一間高ガカリ

2023/08/06

07.定石あれこれ

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小目への一間高ガカリには下ツケがお勧め


小目:一間高ガカリに下ツケの図
棋譜解説(数字、記号入り)

小目に対しての一間高ガカリには、いろいろな受け方がありますが、この下ツケが私のお勧めであり、これ一択でよいかと思います。

今でもこれ以外は、ほとんど打つことがありません。置き碁において、白番でごまかしのハサミを打つくらいです。


白の後続手段:白2のオサエ
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生

ツケヒキ定石は安心・安定

黒の下ツケに白3と押さえてくれば、ご存じ、ツケヒキ定石となります。

アマプロ問わず、一番多く出現する定石です。

特に黒の立場で右上隅が、絶対の安定・安心となるのがお勧めとなります。

白の立場で言うと、白6ではその上の星(K16)でもよいです。

プロの対局だと白6を手抜いて、他にまわることもあります。


白の後続手段:白2のブツカリ
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生

ぶつかりには要注意

白2と筋悪くぶつかってきたら黒は要注意です。

白のこのぶつかりは、ナダレ定石を目指しています。

ナダレ定石には、小ナダレ定石と大ナダレ定石とあり、大ナダレには、内マガリと外マガリの変化があります。
と言っても、知らない人には、何言ってるか分からない状態ですが、要は無数の変化がある超難解定石であるということです。

白は、難解なナダレ定石に自信があるからこそ誘っているのですから、それを受けて立つ手はありません。黒は、簡明を目指しましょう。


ぶつかりに対する黒の後続手段:ナダレを回避せよ
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生

ナダレを回避せよ

黒3は当然として、白4に対して、黒5とガッチリとツイでしまいます。

これでナダレ定石は回避できます。

変化の余地もないでしょう。お勧めの簡明定石です。


続:ナダレを回避せよ
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生

黒7の下ハネもあります。

黒は一本ハッて、黒11トビます。

黒13は本手の守りです。

こちらも変化がないので、お勧めです。

以上、小目の一間高ガカリには、下ツケが簡明なためお勧めいたします。


星へのカカリや小目へのカカリに対しては、最初のうちは、きっちりと受けることをお勧めいたします。

何も考えずに、毎局、同じ受け方でしっかりと受ける。

私は、一時期そのようにしてました。

同じ受け方でも、その後の進行は、千差万別。しかし、実戦で同じ形を繰り返すことにより、その経験値がアップし、自分の打撃フォームが固まっていきます。

そして、勝率もあがりました。

ある程度、実戦経験を積んだ後に、次のステップ(定石)に向かうのが良いかと思います。

以上、小目への一間高ガカリには、下ツケが簡明なため、お勧めいたします。


ハサミのマスター最後に

ハサミを打つことはあまりお勧めいたしません。

  • ハサミ=(イコール)攻撃

という考え方がありますが、私はそうは思っておりません。

一手先に打つだけで、攻撃になるとは思っていないのです。

攻撃ではなく、相手の模様化を未然に防ぐ意味合いのハサミをokao囲碁研究所で紹介していました。

ハサミへの対応は無数にありますし、また、局面が複雑になりやすいです。

ハサミは、受けをひと通りマスターした後に挑戦するくらいで十分かと思います。


  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただきありがとうございました。
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    囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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