こんにちは。こんばんは。
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管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第49期天元戦第3局」をご紹介いたします。
関 航太郎(天元)に一力 遼(棋聖)が挑戦する、第49期天元戦五番勝負の第3局が11月22日、福岡県福岡市の「大濠公園能楽堂」で行われました。
関 航太郎さんは、来週の28日のお誕生日で22才となります。
15才で入段、18才で新人王のタイトルを獲得。
2021年には、史上最年少での天元位を獲得(20歳0か月)いたしました。
また、入段から4年8か月での七大タイトル獲得も史上最短記録となっております。
次代を担う棋士のひとりであります。
対する、一力 遼さんは26才。
現在、棋聖、と本因坊の二冠を所持しており、タイトル獲得数も19と日本を代表するトップ棋士の一人であります。
この天元のタイトルを一昨年、関さんに奪われているので、今回はリターンマッチとなります。
1勝1敗で迎えた天王山である、この第3局をご紹介いたします。
関さん
苺のショートケーキ
一力さん
洋なしとキャラメルのタルトレット
関さん
特製ビーフカレー
一力さん
博多和牛照り焼き丼
特性ビーフカレーのビーフは、大きなサイコロビーフが4つでした。
アンケート総得票数は7票
先に実施した投票アンケート(応援するのはどっち?)の結果をお知らせいたします。
投票総数:7票
関航太郎さんを応援:2票(28.6%)
一力 遼さんを応援:2票(28.6%)
どちらもがんばれ!:3票(42.9%)
ご投票していただいた皆様、ありがとうございました。
黒:一力遼、白:関航太郎
いろいろと勉強になる布石です。
黒1、3、5、のスモール中国流は、アマチュアには使いやすい布石と言えるようです。
この黒の構えに白12のカカリはAIが推奨していると「okao囲碁研究所」で見た記憶があります。
そうすると、黒13となり、左下隅がしっかりとまとまることが約束されます。
そういう意味で、アマチュアとしては打ちやすい布石といえるでしょう。
その前に、黒7の一間トビに白8のノゾキは、現在では定石のように打たれております。
これも覚えておきましょう。
黒15のスベリに対して、白16の大ゲイマ受けも形なのでしょう。
私だと何も考えずに三々に受けそうです。
両者ともここまでの布石は研究済かと思われます。
当然、絶芸(最強のAI)の評価も互角であります。
露骨なデギリ
実戦図:黒43まで
棋譜再生
実戦図:黒43まで
黒53は落ち着いています。いわゆる「本手」といわれる手ですね。
中央に白の大模様が出現しました。
黒63と消しにむかいましたが、この位置がとても勉強になります。
アマチュアは、相手の模様に深く入りこむことが多いです。
このような絶妙な位置に打てるようになりたいものです。
黒63までの評価値は、白84.5%であります。
形勢が黒に傾く
実戦図:白76まで
棋譜再生
実戦図:白76まで
白70、72が評価値を下げ、形勢は互角となり、白76で逆転し、黒67%となりました。
白76は、中途半端な働きが少ない手に思えます。
絶芸は、前図くらいから、白74のノゾキを推奨していました。
黒87のホウリコミが強手でした。
黒89のアテに対して、白は、形勢不利とみてコウに臨みました。
そして、白92とコウダテを打ちましたが、これが敗着となったようです。
黒は見向きもせずに、コウを解消しました。
白90の雑芸の参考図
白90の雑芸の参考図
絶芸はコウをツギました。
以下黒10まで、黒63.2%ですから、この進行であればヨセ勝負に持ち込めたようです。
この碁は、135手まで打たれ、黒の一力棋聖の中押し勝ちとなっております。
これでこの五番勝負は一力棋聖の2勝1敗となり、タイトル奪取まであと1勝となりました。
注目の第4局は、12月6日に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で行われます。
楽しみですね。
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