復習の問題
テーマ図：黒先白死
テーマ図：黒先白死
以前、この形の前段階からの問題をご紹介していますが、そう簡単に１度で覚えられるものではありません。
何度でも復習いたしましょう。
黒先：白の眼を奪ってください。
眼形の急所の黒１
ここに打ちたくなる気持ちはとてもわかります。
白にここに打たれると簡単に二眼できるからです。
「敵の急所は我が急所」という格言もございます。
しかし、この場合は大失敗となります。
失敗の証明
ます、白２で１眼確保。
黒３は欠け眼にする手筋です。
場合によっては、決め手になる手筋ですが、白４と取られると、A or Bとなります。
見合いで白生き
同じく失敗図：白４まで
同じく失敗図：白４まで
A or Bと白は見合いです。
どちらかを打てば、白は二眼の生きです。
死活の基本「フトコロを狭める」
黒１とフトコロを狭めるのが死活の基本です。
１にフトコロを狭める
２に眼形の急所を考える
この思考の順番が大切です。
黒５は、欠け眼にする手筋です。
二目を取られた後にホウリコめば欠け眼となります。
三目ナカデ
白２には黒３と、じわりとフトコロを狭めます。
黒５で三目ナカデとなります。
黒１、３の二目は取られますが、１の地点にホウリコめば欠け眼となります。
二目アタリだからといって、この黒二子助けたりすると、白５で生きてしまいますから、ご注意を。
おまけ
右上隅は鉄壁の黒地です。
この黒地の中に入っていくのは、身の程知らずといえます。
今回、学んだ手順でしっかりと息の根を止めてあげましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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