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管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「AI先生の置碁対局その16」をご紹介いたします。
AI teacher's Go game part 16
湯飲み格言「シチョウのノビ出し七目の損」
そんな野狐9段に4つ置かせて、ボコボコにするのが、現在のAIの実力です。
野狐囲碁には、絶芸以外にも、いろいろな種類のAIが対局しています。
私は、野狐囲碁に詳しくはないので、詳細は知りませんが、それぞれのAIに実戦を経験させて、研究データの収集をしているのではないかと思っています。
このAIは、4子局と5子局の対局をしていた面白いAIでしたので、ご紹介いたします。ちなみに絶芸は2子局のみです。
いくらAIが強いといっても、一手一手交互に打つわけですから、置碁のハンデはそうそう、無くなるものではありません。
野狐9段相手にそれをどう縮めていくのか、AIの置き碁対局は、とても勉強になる教材だと思っております。
四子局、白:AI、黒:野狐9段氏
このAI先生は、白1小ゲイマガカリ、白3三々入りと決め打ちします。
三々入りの場所は、その日の気分のようです。
野狐9段氏は、黒6、黒8の二段バネを選択しました。置碁では分かりやすいかもしれません。
白15の大ゲイマカカリは趣向でしょうか。AI先生は色々な手を打つので勉強になります。
白31の意図は?
右上隅、白15大ゲイマカカリから、白17とツケていきました。
左上隅、白21、23とツケ二段です。白25を一発効かして白27とツギました。
注目は、白29一間トビ。置碁の白はこうでなくちゃいけませんね。
そして、29と呼応して、白31と左上隅の黒に迫っていった武闘派のAI先生でした。
臨機応変なAI先生
AI先生は臨機応変です。
黒32、34のツケヒキに対して、さっと白35と上辺を守りました。
元々強かった左上隅の黒ですから、黒36のキリトリは痛くもかゆくもありません。
白41のスソガカリから白43と手堅く守ります。これが本手というものなのでしょう。
黒44は、下辺に構えても良かったかと思います。
強い石にツケよ
実戦図:黒88まで
棋譜再生
実戦図:黒88まで
黒44に対しての白の攻め方に注目が集まるところですが、攻めを一旦中断して白53と下辺に転進しました。
「強い石にはツケよ」を新たな格言としてもよいようです。
AI先生は、上辺黒を攻めると見せかけて、白69、白71、白73、白77、白83、白85、白87と下辺から中央にかけて大模様作戦が目的だったようです。
黒は果敢に黒88と模様に侵入してきました。
勝負所です。
一瞬のスキを突き射程距離に
白のツギを期待した、黒102のアタリが失着でした。
白103とその期待を裏切り、白109まで下辺から中央を一気にまとめあげました。
そして、白111と断点を守り、すでに形勢は、AI先生の射程距離に入りました。
この碁は195手まで打たれ、白番のAI先生の8目勝ちとなっております。
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