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管理人の柿門です。(。・(エ)・。)ノ
今回は、「第28期 ドコモ杯 女流棋聖戦 本戦準決勝(2024年12月5日)」をご紹介いたします。
湯飲み格言「ラッパのツギも時による」
女流棋聖戦の歴代記録
上野梨紗(女流棋聖)への挑戦権をかけて、第28期 ドコモ杯 女流棋聖戦 本戦準決勝が本日(2024年12月5日)行われました。
準決勝戦は、〇上野 愛咲美(女流立葵杯)vs鈴木 歩(七段)
藤沢 里菜(女流本因坊)vs〇向井 千瑛(六段)
その結果、上野 愛咲美さんと向井 千瑛さんとで決勝戦が行われることになりました。
その勝者が、上野梨紗さんと女流棋聖位をかけて三番勝負を行うこととなります。
女流棋聖位の歴代記録
小林 泉美(第1期、2期)
知念 かおり(第3期、4期、5期、6期、8期)
梅沢 由香里(第10期、11期、12期)
謝 依旻(第13期、14期、16期、17期、18期、19期、20期)
上野 愛咲美(第21期、22期、24期、25期)
黒:向井千瑛、白:藤沢里菜
黒:向井 千瑛(六段)、白:藤沢 里菜(女流本因坊)
この女流棋聖戦は、初手から一手30秒、1分の考慮時間が10回とNHK杯方式で行われております。
白42まで互角の形勢でしたが、黒45、47が評価値を落とし、白52までの絶芸(最強AI)の評価値は、白81.4%となり、白が少し打ちやすくなりました。
大事件発生
前図以降、白の優勢は90%を超え、局面は終盤となりました。
藤沢里菜さんは、終盤を得意としていますので、このまま終局かと誰もが思っていました。
黒137までの評価値は、白99.5%です。
白138では、普通にツギで何事もありませんでした。
黒141と切られても、F7、E7と打てば、白は眼形は十分ありましたから、やはり、何事もなかったと思います。
黒141までの評価値は、白91.1%
白142までの評価値は、黒76.8%
黒145までの評価値は、黒92.5%
この碁は、179手まで打たれ、黒番の向井千瑛さんの中押し勝ちとなっております。
決勝戦に進出です。
藤沢里菜さんは、歴代記録にもあるように、この棋戦では結果を出されていません。
2019年に挑戦者になったきりであります。
秀行先生の本因坊戦のように、里菜さんにとって女流棋聖戦は鬼門なのかもしれませんね。
黒:鈴木歩、白:上野愛咲美
黒:鈴木 歩(七段)、白:上野愛咲美(女流立葵杯)
左上隅のツケヒキ定石の黒13で三間に構えることは、プロの碁ではほとんど見ることがなくなりました。
鈴木歩さんは、右下隅13と小ゲイマに構えました。
それではと、さっそく白14と打ち込み戦闘開始のゴングが鳴らされました。
黒19、21、23が少し強引だったかもしれません。
相手は、世界一の上野愛咲美さんですからね。
左辺の折衝が一段落した、黒41までの絶芸の評価値は、白94.4%となり、白が打ちやすい局面となりました。
愛咲美さんの完勝譜
黒61、白62と中央での競り合いは、下辺の白の厚みが働き、白に分がありました。
白72に黒は相手ができません。
白90、94と出切っては白の勝勢でしょう。
この碁は、148手まで打たれ、白番の上野愛咲美さんの中押し勝ちとなっております。
上野愛咲美さんが決勝進出です。
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