大ゲイマシマリにツケ定石
テーマ図:大ゲイマシマリにツケ
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テーマ図:大ゲイマシマリにツケ
黒の大ゲイマシマリに対して、白ツケは現代の打ち方です。
序盤の早い段階で打たれます。
現代定石として、いっしょに覚えましょう。
正解図
その1:白2まで
黒1と上をハネる手と下(D3、2の右)をハネる手があります。
最初に難解な上ハネをご紹介いたします。
実は私も実戦でこの定石を打った経験がありません。
私もお相手も下ハネしか打って来なかったからです。
アマチュアで上ハネを打てる方は高段者かもしれませんね。
黒1に対して、白2とハネ返すのが好手です。
これを横にノビでもしたら、黒2と打たれていっぺんに白が苦しくなります。
その2:白8まで
黒3アタリに白4ノビ、黒5ツギ。ここまでは大丈夫でしょう。
今度は白が6とアタリします。
取られるわけにはいけませんから黒7は当然の一手です。
そして、白8と外からアテるのが好手です。
その3:白14まで
取られるわけにはいけませんから、黒9は絶対です。
手順に白10とノビます。
黒11と切ってアタリするのが好手です。
アマチュアは、こうもキリが多いとこんがらかってしまいますが正しく手順を覚えましょう。
白はかまわず、白12と押さえ込みます。
そこで、白14とアタリするのが好手です。
その4:白20まで
大ゲイマシマリにツケ定石4:白20まで
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大ゲイマシマリにツケ定石4:白20まで
アタリですから、黒は15とトリます。
白16の二段バネに黒17とアタリして、黒19とツギます。
最後に白20とシチョウに抱えます。
これが、現代の定石とされています。
高段者の定石って感じがしますね。
もちろん、白20のシチョウが白有利が絶対条件となります。
黒21で逃げ出しが成立するのであれば、ここで白さんは投了となります。
たとえば、右上隅に星(Q16)から小ゲイマ(R14)の構えがあれば、シチョウ不成立となります。
失敗図
黒15の失敗図1
黒15から黒の失敗図1
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黒15から黒の失敗図1
白14アテに対しては、ヌキが正解です。
黒15と逃げ出すのはいけません。
黒15の失敗図2
白16の二段バネから白20とシチョウ抱えるのは同じです。
定石は白20まで、黒先手です。
しかし、この形だと黒は手を抜くことができません。
黒15の失敗図3
黒21などと手を抜くと、白22から簡単に手にされてしまいます。
よって、黒21では手入れが必要となります。
黒15の失敗図4
黒21などと後手をひいてしまいます。
かつ、白22、24まで効かされてしまいます。
以上の理由により、黒15は失敗となります。
白8の失敗図1
正解手順の白8とアテて、手順に白10と伸びるのが手筋で、上図のように単に白8とノビるのはいけません。
黒9カカえのあと、白10、12と二段バネしても、黒13、15と逆に取られてしまいます。
この図は、白の投了図です。
白8の失敗図2
正解手順の白8とアテて、手順に白10と伸びるのが手筋で、上図のように単に白8とノビるのはいけません。
黒9抱えのあと、白10押さえに、白12とアタリして白14と二段バネしてみても黒15、17でシチョウ取られてしまいます。
この図は、白の投了図です。
黒3の失敗図
私の実戦だと黒1と下から受ける方がほとんどであります。
白2と二段バネんは黒3とアテを利かして、黒5と下がります。
白6は様子見のキリ一本です。
黒7といったん節を作って、黒9と味良く手を入れます。
白10のヒラキで一段落です。
アマチュアだとこの簡明型の方が実戦によく現れると思いますので、先にこちらの手順を覚える方が良いかもしれません。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。