棋書の紹介その3(基本布石辞典)

2023/05/21

02.棋書の紹介

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*初めにお断り
初めにお断りしておきますが、囲碁の本は、有名作家の小説にようにベストセラーになることはありません。
購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。



「基本布石辞典」(上巻下巻)依田紀基九段(著)日本棋院

目次は次のとおりです。

上巻:第1章、星・小目平行(第1型~41型)、第2章、星・小目タスキ他(第1型~10型)

下巻:第1章、星(平行・タスキ)第1型~16型、第2章、小目(平行・タスキ)第1型~35型、第3章、目外し・高目他、第1型~10型


目次の次に索引のページがあり、とても見やすく、また、調べやすくできております。

布石辞典というとこの戦型にはこういう対策で臨むべしとか、この布石にはこういう対策で臨むべしというようなイメージを持たれるかもしれませんが、そうではなく、それぞれの戦型、布石の簡単な解説のあとにその実戦譜(約50手ほど)が紹介されています。

紹介された実戦譜は、依田先生が選別したものですから、非常にきれいな棋譜ばかりです。私は辞典とてではなく棋譜並べの本として使っておりました。

適当に本を開いて、そのページの棋譜を何度も並べなおしたものです。50手ほどなのでサクサクと進みますし、解説も分かりやすいです。

AI登場後の現代布石と比べると古さを感じるかもしれませんが、アマチュアはプロのように深いヨミができないので、序盤から戦闘開始のような碁は並べても無意味です。

鑑賞用の形のきれいな碁、すなわち、昔の日本の碁がアマチュアにとっては、棋譜並べに最適なのであります。


図は、小目・平行第4型の参考譜です。51手までの解説が1図~5図あります。

棋譜解説(数字、記号入り)


最後までご覧いただきありがとうございました。




(。・(エ)・。)ノ

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囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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