棋書の紹介その10（新ポケットヨセ200）-囲碁を楽しむ

棋書の紹介その10（新ポケットヨセ200）

2023/06/08

＊初めにお断り

初めにお断りしておきますが、囲碁の本は、有名作家の小説にようにベストセラーになることはありません。
購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。

日本棋院から出版されているこのシリーズはどれも優秀なものばかりです。この本はタイトルどおりヨセの問題集です。

実戦では、知らず知らずに俗手を打ってる方が多数いらっしゃいます。私もその一人であります。ヨセの問題として提出されるとヨセだけに集中して考えますが、実戦だと死活もあったりするのでそう簡単にはいきません。

考えるのではなく、体に覚えこませるのが一番良いと言われています。何度も何度も読み返すのが良いと言われています。

しかし、分かってはいても、それが出来ないのが、我々アマチュアの悲しい性であります。

冒頭の「俗筋１」より

白１に黒はどう受けますか？

失敗図

黒２、４は手拍子の俗手です。

正解図

黒２の単ツギが正しい応手です。白３には手抜いて、他に回るのがヨセの心得であります。私も俗手を打っていました。猛省です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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