Wikipediaによりますと次のように記されております。
「取らず3目(とらずさんもく)は、囲碁用語で、下図のような形が代表的なもの。現行の日本ルール(1989年制定の日本囲碁規約)では、黒白共にセキ扱いとなる。」
取らず3目の代表例
代表的な例は次のとおりです。黒が先に打った場合(右図)
黒1で黒のアゲハマは1個になる。(訳:白石を1個取った)
白2で白のアゲハマは5個になる。(訳:黒石を5個取った)
黒5で黒のアゲハマは1個増えて2個になる。(訳:白石を1個取ったので合わせて2個になった)
結果として白のアゲハマが3個多くなり、白地3目になる。(訳:白が取った石は5個、黒が取った石は2個。白の方が3個多いので白地3目と考える)
なお、白にコウ材が多ければ、白地は最大8目になる。(訳:白がこのコウをがんばりきれば、白地は8目となる)
白が先に打った場合(左図)
白1で白のアゲハマは4個になる。(訳:黒石を4個取った)
黒4で黒のアゲハマは3個になる。(訳:白石を3個取った)
白7で白のアゲハマは1個増えて5個になる。(訳:黒石をまた1個取ったので、合わせて5個になった)
結果として白のアゲハマが2個多くなり、白地2目になる。(訳:白が取った数の方が2個多いので白地2目と考える)
なお、黒にコウ材が多ければ、黒6で7の左に打つ手があってさらに白地は1目減る。(訳:黒がコウをがんばりきれば、黒は1目得をする)
黒が先に打てば、白地3目(最大8目)、白が先に打てば、白地2目(最小1目)、このように先に打った方が損をするので、この形を何目の地とみなすのかがルール上の問題とされてきました。
取らず3目のルールの歴史
嘉永年間(1848年~1854年)に取らず3目の形が実戦にでき、本因坊秀和が裁決を依頼されて「取らず3目(打たず3目)がよかろう」と答えたと伝えられている。
1949年の日本棋院囲碁規約の日本棋院判例で取らず3目の形は、そのまま終局すれば白地を3目と計算する。とされた。
1989年の日本囲碁規約では、死活確認例で黒の四子、白の一子はともに「活き石」で、第八条により「セキ石」とされた。すなわち、どちらも着手せずに終わればどちらの地にもならないため、実戦では白が着手して2目を得ることになる。
以上のような変遷です。「江戸時代は、取らず3目」、「昭和の時代も取らず3目」、「平成の時代になって現行ルールの「セキ」となっております。」
上記の取らず3目の歴史もWikipediaからによるものであります。
現行ルールでは「セキ」とされているのに、実戦では白が着手して2目を得ることに、違和感はありませんか?
「活き石」についての説明は、次回にいたします。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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