新旧女王対決(藤沢里菜、謝依旻)

2023/06/30

01.タイトル戦

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2023年6月29日に行われた、扇興杯女流最強戦2回戦の対局です。
黒:藤沢里菜(ふじさわりな)、白:謝依旻(シェイ イミン)

新旧の女王対決です。
謝依旻さんは、若くして、すでにレジェンドです。
女流本因坊6連覇、女流名人9連覇、女流棋聖5連覇、タイトル通算獲得数は、27期と女流棋士においてトップの記録であります。
日本囲碁界の歴史において、間違いなく、No1の女流棋士であります。

対する、藤沢里菜さんは、現在の女流トップの棋士です。
父に藤澤一就八段、祖父に藤沢秀行名誉棋聖、また、藤沢朋斎(庫之助)九段は伯従父(いとこおじ)というサラブレットの血統です。
女流本因坊6期、女流名人5期、女流立葵杯6期、扇興杯3期とタイトル獲得回数は、20期と謝依旻さんの記録に肉薄しております。

黒:藤沢里菜(ふじさわりな)、白:謝依旻(シェイ イミン)

棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生

(左図)
白34のマゲがあまり良くなかったようで、評価値を大きく下げました。

(右図)
絶芸(最強の囲碁AI)は、白34では、白1のキリを示していました。
以下、黒10まで参考図として示しておりました。
無難な分かれになるものですね。

棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生
棋譜解説(数字、記号入り)

(左図)
黒47(E4)は打ちすぎだったようです。
絶芸(最強の囲碁AI)は、C3とおとなしく三々に引いて受けておりました。
ここで形勢は、まったくの互角となりました。

(右図)
この図の最終手の黒63は、A(B6)のカケツギでしたが、この手で評価値が落ちました。
絶芸(最強の囲碁AI)は、黒63では、黒1とかけて、以下白10までを示しておりました。
さて、参考図以降は、私には見えませんが、白10をアテて、白2子を取り、黒はF8につなぐのかしら?下辺の黒2子は分断されそうですね。
どちらにしても、黒はあまり良くないのかもしれません。
ここで、主導権を取った白は、このまま終局までずっと優勢を保ち続けました。
この碁は262手まで打たれ、白番、謝依旻(シェイ イミン)さんの中押し勝ちとなっております。

  • 総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただきありがとうございました。
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