2023年6月29日に行われた、扇興杯女流最強戦2回戦の対局です。
黒:藤沢里菜(ふじさわりな)、白:謝依旻(シェイ イミン)
新旧の女王対決です。
謝依旻さんは、若くして、すでにレジェンドです。
女流本因坊6連覇、女流名人9連覇、女流棋聖5連覇、タイトル通算獲得数は、27期と女流棋士においてトップの記録であります。
日本囲碁界の歴史において、間違いなく、No1の女流棋士であります。
対する、藤沢里菜さんは、現在の女流トップの棋士です。
父に藤澤一就八段、祖父に藤沢秀行名誉棋聖、また、藤沢朋斎(庫之助)九段は伯従父(いとこおじ)というサラブレットの血統です。
女流本因坊6期、女流名人5期、女流立葵杯6期、扇興杯3期とタイトル獲得回数は、20期と謝依旻さんの記録に肉薄しております。
黒:藤沢里菜(ふじさわりな)、白:謝依旻(シェイ イミン)
![]() 棋譜再生 |
![]() 棋譜再生 |
(左図)
白34のマゲがあまり良くなかったようで、評価値を大きく下げました。
(右図)
絶芸(最強の囲碁AI)は、白34では、白1のキリを示していました。
以下、黒10まで参考図として示しておりました。
無難な分かれになるものですね。
![]() 棋譜再生 |
(左図)
黒47(E4)は打ちすぎだったようです。
絶芸(最強の囲碁AI)は、C3とおとなしく三々に引いて受けておりました。
ここで形勢は、まったくの互角となりました。
(右図)
この図の最終手の黒63は、A(B6)のカケツギでしたが、この手で評価値が落ちました。
絶芸(最強の囲碁AI)は、黒63では、黒1とかけて、以下白10までを示しておりました。
さて、参考図以降は、私には見えませんが、白10をアテて、白2子を取り、黒はF8につなぐのかしら?下辺の黒2子は分断されそうですね。
どちらにしても、黒はあまり良くないのかもしれません。
ここで、主導権を取った白は、このまま終局までずっと優勢を保ち続けました。
この碁は262手まで打たれ、白番、謝依旻(シェイ イミン)さんの中押し勝ちとなっております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
よろしかったら、ご感想などをコメントでお聞かせください。
(。・(エ)・。)ノランキング参加中

にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。