林海峰ｖｓ小松英樹
第49期本因坊リーグ（1993年9月2日）
黒：林海峰（天元）、白：小松英樹（八段）コミ５目半
お手本の布石
黒41まで、お手本のような布石です。
そして、白42。アマチュアでは打てないプロの鋭い踏み込みです。
形勢は互角
黒は、59，61と実利を稼ぎます。白は悠然と82，84です。互角の形勢のようです。
黒95のハネツギに手抜きして白は96（Q7）のコスミ。
私だとノータイムで131（B17）にツグのですが、お互いにそこは放置です。
そして、ようやく黒131でここに戻ってきました。
半コウ争い
延々と左上隅のA19とB19の半コウを争っています。
今、白318（A1）と打った局面です。
もし黒イ（B1）と取れば、黒白共にコウ材がひとつずつで、左上の半コウは白が勝ち、白の半目勝ちになるそうです。
またもや半コウ争い
このため、黒は左上隅の半コウをツギ、白は320とヌキ、今度は、ここのコウ争いが勝負となりました。
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長生、無勝負
このコウ材が左図の白324と右図の黒327です。
ともに譲れば半目負けになるのでこの手順を繰り返すしかなく、「長生（ちょうせい）」が成立し、無勝負となりました。
白318のコウダテのタイミングが、コウ材の関係で大切だったとのことです。
総譜は、こちらより、つぶや棋譜２ Viewerで、ご確認ください。
つぶや棋譜２ Viewer左上にある自動再生にチェックで再生致します。
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