「人生を変えた一局」(囲碁人ブックス)囲碁・将棋チャンネル記憶の一局制作部
小松英樹九段が選んだのは、第46期本因坊戦 最終予選決勝(1990年8月16日)
本因坊戦リーグ入りをかけた一戦で、小松英樹九段にとって初めての決勝戦であり、また、お相手が子供のころから研究会や合宿でお世話になってる秀行先生ですから思い出深い一局となったそうです。
小松英樹vs藤沢秀行
独創的な一手
白8は、秀行先生らしい独創的な一手ですね。
実戦は、この手に対してしっかりと応戦しましたが、okaoさんの動画で学んだように、すぐに厳しい攻めが無ければ、手抜いて大場に走る手も考えられそうです。
右上の形は、現代のAI定石ですが対局があったのは30年以上前のことです。
形勢は互角
白38から50まで一気に鉄壁を作り、そして、白66と大きく囲いましたが、黒もそれなりに実利を稼いでいるので形勢は互角であります。
(人間の目は、どうしても隅より真ん中が大きく感じてしまいます。)
次の一手
白78(B16)までの局面です。互角の形勢です。
次の一手は、どこが大きいと思いますか?これはアマチュアにとって大切な問題となります。
ごいっしょにお考え下さい。
両先手は大きい
黒1のハネです。両先手の4目が一番大きいとのことです。
どうしてもスペースが広い所に目が向きがちですが、両先手の1線のハネは大きいんですね。
私も勉強になりました。
狙いの一手
黒1が小松英樹九段の狙いの一手でした。
黒1以下、黒23までのコウを想定していたものだったのです。
このコウの振り替わりで黒は得をし、黒の勝ちが決まったそうです。
この碁は247手まで打たれ、黒番の小松英樹(当時七段)の4目半勝ちとなっております。
総譜は、こちらより、つぶや棋譜2 Viewerで、ご確認ください。
つぶや棋譜2 Viewer左上にある自動再生にチェックで再生致します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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