購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
新版 「基本手筋事典」
著者:山下敬吾 日本棋院
本書では、まず手筋を攻める立場と守る立場に大きく分けた。そしてそれぞれについて着手の目的によって分類した。
手筋事典と銘打っているが、手筋の問題集としても活用できるように構成に工夫を凝らしたつもりである。
本書を足がかりとして、読者のみなさんには手筋の醍醐味を知っていただき、棋力の向上に資することができれば著者としてこれ以上の喜びはない。
2011年5月 山下敬吾はしがきにもありますように、第1部が攻めの手筋、第2部が守りの手筋、すべて黒番の問題形式で、着手の目的に7図ほど、その目的の型については、3図ほどの解説を割いております。
碁盤に碁石を並べなくても、見やすい紙面構成になっております。
第1部、攻めの手筋の、第1章の切断するには、「直截のキリ」、「出切り」、「ツケコシ」、「ワリ込み」、「二段バネ」、「ケイマ」、「ツケ」の7つがひとつずつ解説されており、次に1型から25型まで、黒番の問題形式で解説されております。
第2章は石を取る、第3章は封鎖する、第4章は形を崩す、第5章は重くして攻める、第6章は手数を縮める、第7章は両ニラミの筋、第8章は根拠を奪う、第9章は地を荒らす、第10章は、いじめる、第11章はコウの攻防Ⅰ、第12章は眼を奪う。
第2部、守りの手筋、第13章は連絡する、第14章は、シノぐ、第15章は進出する、第16章は形を整える、第17章はサバく、第18章は手数を延ばす、第19章は様子を聞く、第20章はコウの攻防Ⅱ、第21章は生きる、第22章はその他の手筋とあり、第1章の切断すると同じような形式になっております。
手筋がわかる10の格言
ここでご紹介するのは、巻末にある、「手筋がわかる10の格言」といたします。
「六死八生、死活の基本」
「死はハネにあり」
「2の一に手あり」
「三目の真ん中は急所」
「アキ三角は愚形の見本」
「アタリアタリはへぼ碁の見本」
「ケイマにツケコシ」
「サバキはツケから」
「三3、四5、五8、六12」
「眼あり眼なしは唐の攻め合い」
以上、10の格言の解説が4図ほどでまとめてあります。
格言は、囲碁を打つうえでの考え方や教訓が短い言葉でうまくまとめられておりますので、囲碁の格言を勉強するだけでも、棋力アップ間違いなしだと思っております。
抜粋して以下の2つの格言を山下敬吾先生の解説でご覧ください。
格言は覚えやすいよね♪
「死はハネにあり
「死はハネにあり」
失敗図です。
急所に黒1と打ちたくなります。
しかし、白2とフトコロを広がられ、白6でセキ生きです。
(右図)
「死はハネにあり」の格言そのままであります。
白はダメヅマリのため、黒5の石を取ることができません。
サバキはツケから
相手の勢力圏では、重い動きが一番いけない。
黒1のツケが常用の手筋。
黒3のキリチガイから7まで、サバキ形だろう。
(右図):正解図
白4の変化図です。
このフリカワリも黒十分。
軽いサバキこそ、この格言の求めるところである。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。