購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
著者:羽根直樹 マイコミ
1譜の手数をできるだけ少なくし、参考図を多く掲載しました。「特別な手を打つのではなく、自然な手を打ちたい」という私の心がけが伝わればうれしいです。
コミが6目半になって以来、私は黒番を引き当てると、積極的に仕掛けて攻めを狙うスタイルを目指しました。しかし、これが私には合っていなかったらしく、成績を落としてしまいました。
「慣れなことをしても仕方がない。以前のようにじっくり打とう」と心がけると勝率も上がり、幸いにも本因坊を二期獲得することができました。
本書では、以前のスタイルに戻ってからの碁を扱っています。碁盤に並べたり、電車で眺めたりするなど、お好きなスタイルでお楽しみください。
2010年 羽根直樹第64期本因坊戦第6局、黒:羽根直樹本因坊、白:高尾紳路九段、2009年7月
黒:羽根直樹、白:高尾紳路
(右図)
この定石の選択は失敗です。
本手
黒31はいわゆる本手ですか。アマチュアレベルであれば、黒31のような手をお手本とすべきだと思います。
デギリは怖くない
棋譜再生 |
(左図)
この定石で、黒の穴ぽこからのキリが気になる方がいらっしゃると思いますので、右図で羽根先生が解説しています。
(右図):羽根先生の解説
全ての石を助けようと考えると、当然のようにこの白のデギリが気になるところです。羽根先生の解説にあるように小さく捨てる考え方が大切になります。
「石を取る喜びよりも、石を捨てる喜びの方が勝るようになれば、有段者と言えるでしょう。」
後手7目
羽根先生の解説
黒は盤面で10目以上リードしています。
黒Aと打てば、セキ(0目)になります。白が黒三子を取れば、白地4目と足して、後手7目です。
今は、それよりも大きいヨセがあるので、急ぎません。とあります。
私は以前は、セキにされる(0目にされる)のは、石を殺されて取られるのと同じくらい悔しかったのですが、このように後手7目と考えて、それが現局面で大きいのかどうかを判断することが大切なようですね。
この碁は、276手まで打たれ、黒の5目半勝ちとなっております。
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