セキか五目ナカデか

2023/08/28

04.囲碁のお勉強

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囲碁のルールを覚えたら実戦あるのみです。

囲碁に眼を慣らすことが大切です。

下図は二線のハネツギです。実戦で、毎局、出現いたします。


二線のハネツギ

二線のハネツギ最低六目
棋譜解説(数字、記号入り)
棋譜再生
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(左図)
黒1とハネて黒3とツギます。ゆえにハネツギです。

ワンセットで覚えましょう。


(右図)
黒3のツギを打たないと、白3と切られます。

このように二線で切られた石は取られてしまいます。

黒4は蛇足です。逃げられないことを示しただけです。

二線で切られたら取られると覚えましょう。


一線のハネツギ

棋譜解説(数字、記号入り)
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(左図)
黒1のハネは一線のハネです。

一線のハネに対しては、実戦でいろいろと経験する必要があります。

この形ですと白2と一歩控えめに打つのが正解となります。


(右図)
黒3の出に対して、やっと白4に押さえることができます。

アタリなので、黒は5とツギます。

白も切られたら取られてしまうので、白6とツギます。


一線のハネへの白の失敗図
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(左図)
うっかり手拍子で白2と押さえることがたまにあります。

人間だもの。


(右図)
黒3が強手です。両アタリです。

白は取られて、黒に侵入を許し、無残にも白地が崩壊してしまいました。

黒3に対して、白はコウで抵抗する手段はありますが、それは悪あがきというものです。

囲碁は紳士淑女のゲームです。潔くあきらめて投了してください。

気持ちを切り替えて、次の対局に臨みましょう。


囲碁はこのように実戦で学ぶことがたくさんあります。

囲碁に眼を慣らすことが大切なことであります。

さて、ここからが今回の本題です。

ルールを覚えてから、最初の大きな難関は、生きと死にの判別だと思います。

ここをクリアすれば、上達の軌道に乗れるかと思います。


セキか五目ナカデか

セキで生きなのか、五目ナカデで黒死なのか(alive or dead)
棋譜解説(数字、記号入り)

上図をご覧ください。

白石5子は、生きているのか、死んでいるのか。

二眼はありません。かろうじて白が先に打てば一眼はできます。

逆に黒が先に打てば、欠け眼となり白の本眼はひとつもなくなってしまいます。

白が生きているのであれば、自動的に黒石が死んでいることになります。

実戦ではこれ以上、手をいれることなく、終局時に、黒石か白石のどちらかを取り上げることになります。

この局面での判断能力が必要となります。

この生き死にの判別が最初に訪れるであろう最難関だと思われます。


頭の中で考えよう
棋譜解説(数字、記号入り)

外ダメ(×の部分)は、考えずにいきましょう。

黒が白を取るは、a、bの二か所を打てれば、オシツブシで白を取ることができます。

しかし、2手同時には打てません。

黒がa、bのどちらに打とうとも白はcと打ちます。cと打てば、五目ナカデの形となります。

五目ナガデで黒は1眼だけとなり、かつ、黒は完全に白に包囲され、逃げることも、もうひとつ眼を作るスペースもありません。つまり、黒は死んでしまいます。

したがって、黒から白を取りに行く手段はありません。

五目ナカデとは、白5子を取られても、取られた跡地に急所である、cに白が打てば、黒は5子を取ったにもかかわらず、眼がひとつになり、死んでしまう形のことです。


次に白が黒を取る手段を見てみましょう。

Cに打てば形だけは、5目ナカデの形となりますが、それ以上手を出せません。

手を出せば5目ナカデの形が崩れた形で、取られてしまい黒生きとなります。先に白Cだと白も手出しできなくなりので、先に白Cだとセキとなります。

正解は、外ダメ(×の部分)を埋めてからの、aかbです。

眼あり眼無しで黒は手が出せなくなります。

実戦では、外ダメを埋めるようなことはなく、終局時にこのまま、黒石を取り上げることになります。


下の参考図が頭に浮かぶようになり、生き死にの判別できるようになれば、囲碁の基本的なルールの理解度は合格となります。

ここが最初で、また、最大の難関でありますが、ここさえ、クリアすれば、あとは、実戦とお勉強でぐんぐんと上達いたします。

毎日が楽しい囲碁ライフとなることでしょう。

参考図です。(左図)が黒取られの証明図です。(右図)が五目ナカデの図です。
棋譜解説(数字、記号入り) 棋譜解説(数字、記号入り)

  • 手順は、図の左下にある青文字の「棋譜再生」でご覧いただけます。
  • つぶや棋譜2 Viewer左上にある「自動再生」にチェックで再生致します。
  • つぶや棋譜2 Viewer碁盤の下にある「NUM」で手順が表示されます。

  • 最後までご覧いただきありがとうございました。
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    囲碁とは黒と白が交互に打って、自分の陣地の大きさを競うゲームであります。碁盤の目は361あり、黒白交互に打つと10の360乗ものパターンがあり、無限の世界と言われております。また、囲碁は、礼節を重んじ、礼に始まり礼に終わる競技でもあります。私はネット碁を楽しんでおりますが、ネット碁のおかげで囲碁は世界中に広まり、世界中で楽しまれるようになりました。囲碁に国境はありません。そんな囲碁の魅力や楽しさを少しでも伝えることができればと考えております。

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