購買層が限られておりますので、出版してしばらくすると絶版になってしまいます。
ゆえに、ここでご紹介した棋書もすでに書店の店頭にはないかもしれません。
その点はご了承をお願いいたします。
著者:藤沢朋斎 財団法人日本棋院
手筋とは、簡単にいって部分戦のコツといっていいでしょう。あるいは戦いのワザといいかえることもできましょうか。
碁も剛力一点ばりでは、どうにもならない一面があります。
カプラス技
これが総合的な棋力を形づくるものです。
「強くなる手筋」として本書をあらわしたのも、そのワザを皆さんに研究、体得し、棋力をさらにのばしていただきたいという念願があるからにほかなりません。
手筋を学ぶには色々の方法がありますが、要は目で見、それを肌で実感し、そして実戦に応用することにあると思います。
本書によって、部分戦のコツが、つまり春のワザがわかってきたといわれる方が少しでも多くなることを願って、はしがきとする次第です。
昭和46年(1971年) 初夏
藤沢朋斎
父が所有していた、ゴ・スーパーブックスシリーズのうちの一冊です。
著者の藤沢朋斎先生は、大手合初の九段に昇段された棋士であります。
大手合優勝7回、第5期、第6期早碁名人、第6期、第9期囲碁選手権戦優勝、第6期王座、第3期十段と輝かしいタイトル獲得実績があります。
しかし、呉清源先生との十番碁で打ちこまれ、日本棋院に辞表を出したエピソードの方が強い印象があります。
コウの筋その1
白先:いかに
白先:いかに
失敗図その1
棋譜再生
失敗図その1
白1のサガリでは、手になりません。
黒2で、眼あり眼無しとなってしまいました。
失敗です。
失敗図その2
棋譜再生
失敗図その2
白1とこちらにサガリ、白3とホウリコんでコウになりましたが、黒取り番のコウです。
惜しいのですが失敗です。
正解図
棋譜再生
正解図
白1のホウリコミが正解です。
続いては次図をご覧ください。
続・正解図
棋譜再生←(手順をご確認ください)
続・正解図
次の白5で、コウを取れば、白取り番のコウとなります。
いきなりのホウリコミが手筋でありました。
コウの筋その2
白先:いかに
白先:いかに
本書より「案外これを手にする方法を知らない人が多いようです。手数が長く、手順にも注意します。」
難問です。
失敗図その1
失敗図その1
白1(A13)、白3はコウのようですが、コウになりません。
白5でコウを取っても、黒Aとツグだけです。
このセメアイは黒の一手勝ちです。
失敗です。
失敗図その2
棋譜再生
失敗図その2
次の白11でコウをトリ、白取り番のコウとなります。
正解です。
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コメントありがとうございます。
大切に読ませていただきます。